2011年3月16日水曜日


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〈末っ子〉
今夜は僕が東天寮で過ごす
最後の夜です
何時か来ると分かっちゃいたけど
こんなに早く、そして呆気なく来るとは
思って無かった
思えばここでは、辛い事も楽しい事も
勿論嬉しい事も全て学びました

一番下の陶板、
玄関の壁に埋め込まれた物ですが
あれは鳥がモチーフです
僕はその事にずっと気づかなかった。
ずっと気にも止めなかった。
気付いたのは、僕が暮らしの係で
出しっぱなしの靴を見回る様になってからです
気付かずずっと素通りしてた間にも
変わらずそれはそこにありました
なんだろ、何が言いたいのか
良く分からんけれども
僕はそういう事全てひっくるめて
ここにいて良かったな、と思います

東天寮と全て僕に連なる人達に。
もう、あらんかぎりの感謝と愛を込めて
六年間ありがとうございました

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

〈末っ子〉PS .
てか、何だかかっこ良くなったねぇ
ブログ。変なの。

ライネケ院長 さんのコメント...

<ライネケ>
6年間よく踏みとどまったね。

一年目秋、渋谷・池袋間の電車の床に涙をぼたぼた落とす君の頭を撫でてやるしか出来なかった。寮の玄関先で君と別れて、ネコパコ母さんと二人で、あのグラウンド横の並木道を歩いて、駅に向かう途中、振り返ると、いつまでも手を振る君を見て、本当につらかった。

ネコパコに、上京して、君の部屋の布団と衣類を布団袋につめて送り返し、君を連れて帰るべきかもしれない、と何度も議論した。

自分のつらさしか見えなかった君の目が、こうして、いろんなものに向けられるようになって、そのものたちの語りかけが聞こえるようになった。

えらかったね。よかったね。
6年間ご苦労さん。
卒業おめでとう。

匿名 さんのコメント...

ライネケ氏には使いずらい様だけど
このテンプレなかなか良いじゃない。
うちらしいと思います。

末っ子、お疲れ様。
君にとって、この6年間がどんなものだったか、それは、今感じる以上に
5年、10年、20年後に感じるはずです。
世の中には、全くもって不必要な行為もありますが、目には見えずとも血となり肉となり
骨となる、必要な行為や経験があるのです。
君は君を信じればいい。
これから先ずっと。
君は自分の歩む道を自分で照らしていけるはずです。
卒業おめでとう。
これからの君に幸あれ。 chica