2010年11月25日木曜日

ネコパコ事務室だより 17


秋の夜長 
干し柿作りに取りかかる
届いた柿は
もいでいたおじさんが
木から落ちて救急車!
幸い怪我無く
無事に帰ってきた
曰く付きの物


干し柿好きのライネケは
こんな時
協力は惜しみない
そばでいそいそと
足と手をフルに使って
麻ひもで縄をなう




いや〜実に
なかなかうまいものです







干します!!
おいしい出来上がりを
楽しみに…







できあがり

さて そこでクイズ

剥かれた皮は
どうなっているでしょう

    答えは次の写真


そう、剥き始める前に
子どもに予想させると
たいがい当たらない

初めて知った時
実は私もびっくりした



途中で切れずに剥けた嬉しさと一緒にぜひ今年も
小学生に体験させよう    そのときはりんごでね

2010年11月24日水曜日

Noctiluca

深夜である。
研究室のみんなはもう帰った。

要領があまり良くない。
というか、極めて悪い。
ぐうたらである。
めんどくさがりでもある。
しかも、不勉強である。
好きなことしかやらない。
保守的である。
研究室は甚だ雑然としておる。
いいとこないではないか。
しかし、満足である。
gama

2010年11月22日月曜日

ネコパコ事務室だより 16

月の始めに遊びすぎたたたりか…
忙しい毎日である

ほんと?!

今月はTの会が何かと慌ただしい
一昨日、ネコパコは駆出されて働いて来た

タイトルは
「めざせ仲良しパパ!!」
   ーおにぎりパーティをしようー
男女共同参画事業の一つで、久しぶりの公からの依頼講習の講師役
ちょっとまじめなおばさん顔で仕事をして来た
「いくめん」のニューファミリーが9組参加予定だった
パパと子どもが料理を作ってママは遅れてやってくる
昼食を家族揃って食べるという設定
実際は当日欠席家庭があったりしたが、子どもたちは
小学生一人であとは、幼児がちょろちょろ10人ばかり
なかなか大変だが、おもしろかった
いやちょろちょろ大変だったかやっぱり

みんさんとっても優しいパパ!!
ずいぶん時代は様変わりしたものです
最近の若いパパに求められる事は実に沢山あるのね〜

我が息子たちよ、力を蓄えておくように

2010年11月14日日曜日

いったい、何をしておるのか!

今回のネコパコの奥の細道旅は結構長かった。まあ、かわいい子どもたちのためだと思えば、留守番もいいか。

それにしても、陸奥のGamaめ!
こりゃ!
喝!

お前たちは 何をしているか
そんなことで 
牡蠣もまぐろもウニも 要ったはなしでない
やめてしまえ
えい
解散を命ずる

と、ロナが言ったかどうかは知らないが、まあ、腹一杯になった分、がんばんなさいよ。

おかげさまで、ライネケも、ネコパコの背負って帰って来たお土産で、豊かな北海の幸を楽しむことができた。

ホッケの焼き物も


マグロのとろの刺身も、


カキフライも


マグロの漬け丼とウニも

全部、とても美味しかった。
ネコパコの邪魔をするロナ

ああ、おいしかった。ご馳走さま。


テレビなんか観てると、どこぞのカリスマ料理人かなんか、わけありげなおじさんが出て来て、極上新鮮稀少材料をつかって、えらく凝ったフレンチとか何とか言って、ちょぼっとだけの料理を白い皿の真ん中にのっけたやつに、ちらちらっと野菜とソースをあしらって、お笑い芸人のたぐいがもっともらしい顔をして、賞味する、なんてのを良く観るね。

でも、本当に思うよ。
何と言っても最高の美食は、毎日、そこらで買って来たありふれた食材で、ネコパコが、三度三度作ってくれた家庭料理を、家族皆で、食卓を囲んで食べる。これが最高の料理だって。

料理と食事、生活とは一体だ。何事にも、日常性と現実性が保たれていて、良きにつけ、悪しきにつけ、皆で分け合うことが一番大切だ。

表駐車場のさざんかの花が咲いた。
今年は早いね。
みんな風邪を引かないように。

2010年11月11日木曜日

Humph!

ふんっ!!!!!
がまが気合を入れている模様。
しかし、こういう時に限ってパンツの紐が切れるのだ。
残念!

帰って寝よう。
geko

2010年11月9日火曜日

ネコパコの失踪 その5

宮城県美術館へ行った
地方の美術館は、平日はがら空きで嬉しい
孤高の画家 と呼ばれる長谷川 潾二郎
この髭なしネコが有名な一枚
ネコの名前はタロ
図録にあった長谷川の手記にタロのことが詳しい
ネコを飼ったことのある人間なら、
うんうん…と頷ける話が収録してあった
薄暗い館内でじっと図録を読みふけった
タロの臨終は思わず知らず涙が流れた
よほど買おうかと思ったが、一大決心でやめた
     (ちょっと後悔)
余程ネコが好きな人だったらしい
二枚のネコの絵はどちらもとてもよかった
あとは州之内透が絶賛したと言うバラの絵が
息をのむほど瑞々しく美しかった
光を捉える目が澄んでいる印象をうける
久しぶりにゆっくり美術館で過ごした
          そろそろ家のネコに会いに帰りたい

2010年11月8日月曜日

ネコパコの失踪 その4

生きた目で見回すと空は晴れてきたし、三陸は豊かだし
    それ、カッポレ!かもしれない
     恵比寿さんもごきげんじゃん
昔、この近くの山から金がざくざくとれたという大谷海岸
   我が国最長の産金史(900年)をほこる所
   ゆっくりじっくり海岸を歩けば、砂金探しができたかも…
   夕刻の海は黄金色に暮れていく
蔵王は冷え込んで早くも凍結 
頂上まで見ることも登ることもできなかったけれど
        山懐から落ち込んで行く大きな二つの滝

        いつから流れているのだろう
                いつまで流れるのであろう
大学近くの欅の街路樹もすっかり色づいて…
 ここに7年間青春時代をすごした息子のことを思った
 そしてやっぱり食べますか
    うに いくら まぐろ …

2010年11月7日日曜日

ネコパコの失踪 その3

あっ! 面白い物発見
 ---まあ こりゃ さすがにS君も喜ばないわな
少し港をあるいてみよう 気仙沼は大きな港
   
港には立派な漁船がたくさん停泊中    
ガウディもどきがあったり
                 

おかしな釣り人たちに出会った

いくら見たってコンクリートの上に釣り糸を垂らしている風な…?
  あのー すみませ〜ん

 えっ!こんな小さな穴から!!
 わ〜お 釣れてるよ 
      今夜食べてもらえるお魚たち 生きている

生きているいきている やっぱり私も生きている
歩けばおなかもすいてくる
よしっ今日のお昼は「ふかひれ握り」 いってみよう   
     う〜む話題性だな 話題性 ---
     回転寿司屋でも市場の中は ネタが新鮮で安くておいしい

2010年11月6日土曜日

ネコパコの失踪 その2



氷漬けのお魚たち

-20℃の世界は
さすがに痛い


        
 俺たち生きてるみたいに
 展示してるってことに
 なっているらしいよ

            
 うたい文句と違うのが
 この世の中ってもの

つられてノコノコくる奴が悪い


さー並んだならんだ

どこへ行く

どこにも行けない




静かで寒い氷の水族館 ネコパコはしばしたたずんで思う
    「私は生きているか?」

2010年11月5日金曜日

ネコパコの失踪 その1

「わ〜お 日常が おもたいぞ〜」

どんなによくできた人間でも時には
こんな気分になることが無いだろうか
    .................

む、し、ろ、できてない人間が
なおの事こうなりやすいのでは?

  そりゃそんなもんでしょう





何かあったのかしらね 
ヒソヒソ........
              ああだこうだ
モニョモニョ….....
  
あのネコパコが突然
居なくなったんだってさ

 
へ〜

そりゃまた  ふ〜ん

ライネケさんもお困りでは?
いや〜それほどでもないとか あるとか



(*友情出演は気仙沼リアスシャークミュージアムの皆さんでした)

2010年11月1日月曜日

ライネケ、花丸の客となる <ライネケ院長>

昨日は、堀江近くの柳原港から、Iさんの愛艇「花丸」に乗せてもらって、近くの島まで行って来た。台風が去ったあとだったけど、天気予報では曇り程度だというので、Iさんが船を出してくれたのさ。

まさか降らないだろうねえ?
貸してもらったライフジャケットをつけて、
柳原港で不安そうに空を見上げるライネケ

自慢じゃないけど、おいらの雨男ぶりは半端じゃないぜ。

海上に出ると、早速前牆の帆を上げ始めたIさん。

メインセールの前にジブも上がった。
このあと、ミズンマストにも帆を上げるのだ。


Iさんの船は「花丸」と言って、6年前に竣工した、Iさん自身が設計図から原図を起こし、部材を切り出し、一から十まで、全部自分で作り上げた船だ。木ねじ、ボルト、ナットを一切使わず、エポキシの含浸接着によってミリ厚のマホガニー板を三層張り合わせたシェル構造の外殻を持っており、大量生産できるFRPの船とくらべると遥かに剛性が高く、しかも軽くできている。Iさんは花丸で奥さんと一緒にニュージーランド往復を行っている。

花丸は、マストが前後二本立っている。国内でよく見かけるクルーザーは一本マストのスループが多いので、花丸の様に船前部にメインマスト、後方の舵より前にミズンマストがある船はケッチといって、この辺りでは珍しくて目立つらしい。ちなみに舵より後ろに後方マストがあるのはヨールと言うんだって。パイレーツオブカリビアンのブラックパール号や、スペインの無敵艦隊アルマダやら、トラファルガーでネルソン提督の率いた戦艦やらは、3本マスト以上の横帆を持ったシップと言う。


さて、肝心のクルージングなんだけど・・・

いれてもらったお茶を飲みながら、ネコパコとくつろぐライネケ

この頃はまだ、ぱらぱら程度の雨。

「なあに、そのうち上がるでしょう。」
なんて気楽そうに言ってるところ。


今回は思いのほかに台風が早く通過して、天気予報が曇りというので、経験豊かなI艇長さんの判断により、決行となったわけだ。決行と欠航じゃえらい違いだな。

行きは途中までは曇って、寒かっただけだった。そうか、長い間、どこか遠くに出かけると必ずのように雨にたたられたものだが、ライネケの「雨男力」も、年齢とともに大分弱ったのかな?、とちょっと寂しい気もしたけど、台風一過の瀬戸内海で、クルーザーに乗って帆走する筈だった。

でも、途中から雨が、ぽつりぽつりと。なんだか悪い予感が。

忽那七島の一つである野忽那島の漁港に到着。
ネコパコの後ろに見えるのが、二本マストの「花丸」。
凛々しくて優雅な船だね。

ところが、やっぱりね。結構よく降って来て、結局、その後、夜までずっと雨だった。ごめんなさいね、Iさん。せっかく、船を出してくれたのに。でも、あれはあれで、結構楽しめましたよ。

とか何とか言いながら、人に昼飯だけでなくて、

帰宅後の夕食のおかずまでも釣らせておいて、

自分は船室で、朝刊を布団代わりにして、

昼寝してしまったライネケ

Iさん。パッセンジャーがライネケでなければ快晴だったかもしれません。Iさんの奥さんはずっと雨の中で魚を釣って下さった。おまけにそれらの小魚を全部丁寧に頭を落としてさばいて下さった。お礼を言いたい。帰宅後、釣ったばかりのあじの塩焼きを食べたけど、美味しかったですよ。

いつもいい条件が揃っているとは限らない。条件が悪いときでも、その悪条件を楽しめる気持ちを持ちたい。雨でもそれなりに面白かった。見渡す限りの海の上で、Iさん一人で作り上げた船で、夫婦二人きりで数ヶ月を過ごした経験を持つIさん夫婦の様子を見ているのも興味深かった。そのあとの権現温泉もよかった。


今日は、午前中には雨が完全に上がって晴れて来た。やっぱり雨男力はまだ健在のようだ。


ネコパコは今日から仙台のGama君のところに行って、牡蠣を食べるんだって。ライネケは今日から4日間ホームアローンすることになる。

Iさんの奥さんがつり上げてくれた大量の小アジ。

全部、船で、手早く頭を落としてさばいてくれた。

その夜、ネコパコが素揚げにして漬けてくれた。

今日からのライネケの籠城生活のおかずになる。


夕方の外来が終わり、夕食を準備した。昨日釣ってもらったあじの塩焼きと三杯酢漬けをおかずにして、夕食を食べながら、また、ぼんやりと、ライネケは考える。いつまでこうして面白おかしく生きていられるのだろう。

らっちもないことを考えずに、片付けして、コーヒーを飲んで寝よう。明日も仕事だ。