2012年3月29日木曜日

ネコパコ事務室だより

私と眼鏡との付き合いは長い
小学6年生の春の健康診断で がくっと落ちた視力にびっくりした

それから幾星霜
いったいいくつの眼鏡と付き合ったのか…
コンタクトを試したこともあった
どうにもこうにも涙が多くて耐え難く やめた
涙 涙の物語

いつしか並の近視ではなくなり 瓶底級になったが
レンズの進歩は薄型 超薄型 々と進んだ
これがまた 随分お高いのだけれど
何とか渦巻きグルグルはまぬがれた
サングラス問題もあった
一念発起して作ったが当時はプラスチックは まだ分厚かった
韓国マフィアの姐御と揶揄されながらもそれなりに重宝した
登山する息子に貸したら 本の間からぺったんこになって帰って来た
嘆いていたら ライネケに二重掛けサングラスを買ってもらえた
韓国マフィアに一層磨きがかかった
二重掛けすると重たくなるのが 難点だけれど…

今春 三年ぶりに眼鏡を新調した
レンズはさらに進化していた
そして老眼が少し進んで手前に振れた

長年あきらめて来た薄型プラスチック 縁なし 超軽量…できあがってきた
ウフフ と思ってかけてみたら なんとも
残念なことに目の周りの小じわ大ジワどもの自己主張が激しい
いかんともしがたい問題をクヨクヨしても始まらない
ウフフ とほくそ笑みながら もうすぐ満開の桜のもとを歩きたい

2012年3月27日火曜日

ネコパコ事務室だより

久しぶりにライネケと倉敷を訪れた
美和から歩き始め かつての借家のそばを通り…
あった あった!
ライネケが作ったロナのための通用門
ここをくぐってロナさん おかえり〜

確かに私達はここに住んでいた


東小の近くでU氏にばったり出会った
相変わらず紺のスーツに下駄履き姿の憂国の士
手にはいつものごとくゴミ拾い道具一揃い

しかし 何やらちょっと雰囲気が違って見えた
金縁のメガネなんかして血色が良くなって怪しさが増した

ねえねえ「羽織っているのは何ですのん?」


お〜 よくぞ聞いてくれました!
「わしゃ とうとう打ち出の小槌を手に入れたんよ!
これはサムライばんてん
裏は真っ赤な日の丸だよ
形と作り方の特許を取ってあるんじゃ

例えばこれを50枚 ポーンとワールドカップの日本応援団にくれてやって
イングランドのサッカー会場で いよいよちゅう時がくると
一斉にひっくり返して日の丸を出してバタバタ応援すると
世界中のテレビ通じて
ありゃ何じゃ〜?!と どっと引き合いが来るわけよ
そうなると 留まること知らずで金持ちになるな
そうすりゃシャッター通りにも てこ入れが出来る
宮内さんにも大鷹の羽なんかド〜ンと贈ってやるから楽しみにしときんさい」

ほ〜…

なんだかすごい話
後日談が楽しみ

駅の裏のチボリ公園は取り壊されて
イトーヨーカドーとアウトレットモールになっていた 

沢山の家族連れが「お得」を求めてごったがえしていた
経済活動は壊しては建てることを繰り返しながらゲロゲロンと毒をまき散らす
ショッピングが家族の娯楽であってよいのだろうか…
ところどころに残ったチボリの面影が何だか痛々しい

U氏のように無邪気に本気にこの国の有り様を考える人物は
他にもいるのだろうか

懐かしくて少し切ない春の日だった

2012年3月23日金曜日

ネコパコ事務室だより

自宅をリフォームして早、丸6年が経った

台所の一角にあるこの穴ぼこは一体何か…?と
見る人には不可思議な空間だった
今や 完璧にロナのえさ場となってしまっている

当初の計画の実行を院長に迫った
トントン ハチハチ

綿密な計算で(!!)ネコパコの書いた設計図をもとに作業は進む

ジャ〜ン 見たか! この素晴らしい完成度

いえいえ、まだ出来上がってはいませんが…
計画の間違いなさを自画自賛
ついつい見せびらかしたくなってしまった
 すでに頭の中は次の綿密な!計算でいっぱい

ちゃんと計画通りに行くかそれだけが問題
引き出し作りってやっぱり難しそうだよね…

カトラリーとお茶セットのためのワゴン作りという計画の
一日も早い成就を祈って欲しい

2012年3月21日水曜日

ネコパコ事務室だより

Tの会の年度が終わる
4年前から手伝っている小学生の活動も6年生お別れの会をした

献立はおひな様おにぎりとお吸い物
みんなで手作りしたフェルトボールを繋げたレイを贈った
幼かった彼らもしっかり者に成長して次のステップへ進んで行く
ちょっとウルウルしてしまったひと時でした

2012年3月14日水曜日

ネコパコ事務室だより

        最近気になる 「お ふ た り さ ま」 
        
「やあ いらっしゃい」 人の良さそうな似た者夫婦 泣きたい時には慰めてくれる

「あら!お互いいつの間にか白髪が…」とやっと気づく個性派 並ぶと一層際立つ個性
豊かで刺激的な会話は時の経つのを忘れさせる
「おうおうおう!」                    
「だからどうだってのさっ!」   攻撃的な中にも一種の安泰ムード
ハラハラするけどDVなし 人は見かけによりません
働きすぎて疲れ果てた夫は 定年間近…とか
         我が身も含めて そのありようは千差万別

とりあえず仲の良さそうな夫婦ということになっているらしいおふたりさま
元気で長持ちしたいと思っております



2012年3月13日火曜日

3.11だというのに <ライネケ院長>

3.11の追悼のため、世の中は、涙の日だったと思うが、ライネケとネコパコは、はるばる徳島に行った。

目的は「受審」。六段をもらってから18年、教士をもらってから15年が経ってしまった。それでも、44人中21番目。これで、上手だと受かり頃だけど、なかなかそう簡単ではないね。

早朝5時にネコパコと二人で出発。上分の分岐から徳島道に入り、徳島の道場に到着したのが、8時15分頃。すぐ開会式が始まると言うので、駐車場探しはネコパコにまかせ、急いで着替えて開会式に参加。そのあとは、七段審査は午後4時頃開始だという。6時間以上の長い長い待ち時間がある。

またまた着替えたライネケとネコパコは、再び車に乗って、国道55号を室戸岬に向かうことにした。昔、子ども達を乗せて、何度この道を走ったことか。阿南を過ぎ、新しいバイパスが出来ていて、ずいぶん変わってしまっている。「大菩薩峠」という偏屈もののおやじがレンガを積んで作っている喫茶店は、役所と喧嘩しながら、まだやっているようだ。

太平洋が見えはじめた。どこに行こうかね。ちゃんと審査開始に間に合うように帰らなくてはならない。室戸までは無理だ。そうだ、昔一度だけ行ったことのあるあそこに行こうか。

この天井に見覚えがあるかな。
牟岐という町にある「モラスコ牟岐」という貝類水族館だ。



どうして、ある種のある属のある生き物は、わざわざ、きまってこんな形になるのだろう。折れやすかろうに、長いトゲを張り出し、必ず、決まった巻き数だけ渦を巻き、それも決まった方向に巻く。わけもないのに、どうして、こんなピンク色や、緑色になるのだろう。もし、神がいて、そういう風に世の中を作っているのだとしたら、どうして、そういうふうにさせるのだろう。自然淘汰?適者生存? いや、それだけでは説明がつかない。自然は合理だけを選んでいるのでないようだ。



ヒトデの多くは、五角形のいわゆる星形だが、どんな形でも良さそうなものなのに、どうして、よりによって、きちんと五角形なんだろう。ミノカサゴは、敵を驚かすためにヒレを大きく広げるというが、いかにも装飾過多のように思える。彼らには、何か意図があって、わざわざ見せつけるがごとく、そうしているように見える。



水族館の外に出てみると、そこは太平洋だった。子ども達が巣立って行き、二人きりに戻ったライネケとネコパコは、久しぶりの晴れの日差しの中で、並んで写真を撮った。

牟岐の駅の近くで昼食を済ませて、徳島に戻り、審査を受けたのは、4時半過ぎだった。首尾はというと、甲矢は良かったけど、乙矢が的枠を蹴り出しておしまい。受験料と高速料金と燃料代と、単なる趣味にしては、随分金を使い、ネコパコにまで付き合ってもらって、はるばる片道280キロもやって来て、二本引いただけで、おりしも降り出した雪と強風の中を、二人は徳島道に乗ったのだった。松山着、8時過ぎ。「でんぷん」で夕食をとり、椿湯に入って、帰った。


我が家では、ロナさんが、身一杯からだを伸ばして、寝転がり、甘えている。全長80cm、尾の長さ35cm、体重6.5キロ。そうだ、まだ、子どもがいるのだった。

お前は気楽でいいなあ。


2012年3月8日木曜日

最近の私。

こんな感じ。
凄く眠い。とっても眠い。非常に眠い。隙あらば眠い。
ただただ眠い。

じゃ、またね。

chica