2011年8月29日月曜日

Imaginary Part

がまは数学が苦手である。
どのくらい苦手かというと、「すうがく」という言葉と
「徒労」という言葉が脳内で概ね一致しているほどである。
数学の試験の点数向上と、単位取得のためにかけた時間を
ほかのことに割いておれば、今頃がまはマイアミとは言わないまでも
牛窓か小豆島か、場合によっては湯布院あたりに別荘を建てていたはずである。

そんながまでもフェルマーの最終定理という言葉くらいは知っている。
ぺんぺん草も生えないような不毛な日々を送るがまは、
この本を読んで久しぶりに「知的な旅」をしたように感じたので紹介する。

がま

2011年8月23日火曜日

Happy Birthday Our Boy

11も歳が離れた弟が出来るなんて
11の私には衝撃だった。
だって私が22になったら、漸くこの小さな赤ちゃんは私と同じ歳になる。
そんなの想像もつかないし、全くもって訳が分からない。
家族全員で母と生まれてきた小さな命を取り囲んで
私は呆然とした。

妹だと思って、そして次女だと思って待ち構えていたら
弟だった、三男だった我々の末っ子は
色々あったけど、元気に今日を迎えた。
とうとう10代最後の年が来た。
19年前の今日を少しだけ切り取ったカセットテープには
私の「妹じゃなかったなんて」という声が残されていたように思う。
でも、
何回考えてみても
妹じゃなくてよかった。
弟でよかった。
君でよかった。
君が来てくれてよかった。

あの時違っていたらなんて、
考えてみても何も変わらないと分かっているから、
大人は自分が自ら失ったものを、いつも悔いている。
だから、自分より少しでも若い人間に、
右だ左だ、上だ下だと口を出したくて仕方ない。

でも、君は君であることを、生まれる時から選択してきたんだから
これからも間違えずに自らの道を選べるはずだ。
胸をはって君は君であればいい。

Happy Birth Day Shige.
君に幸あれ。








ところで、倉敷のアパートの台所で
君を頭からコンクリの床に落としてしまったら
君は火がついたみたいに泣き叫んで
こりゃ、ヤバいと思ったことがあるんだけど、
まあ、許してよね。
時効だよ。時効。
                     Chica

2011年8月20日土曜日

遂に到達

28年前、Chicaが大きくなってきて、ネコパコがHarunoをみごもった。それまでは、キツネコ家の足はフォーインワンことCBと、ホンダの真っ赤な360ccの軽四輪。エアコンも無くて、マニュアルの、それはそれはちっぽけでかわいい車だった。ともても気に入っていたんだけど、さて、もう一人子供が増えるとなると、余りに窮屈だし、やっぱりエアコンくらい付いていないと夏は辛いよ、というわけで、我が家に1800ccのゴルフカブリオがやってきた。

このカブリオで、家族5人、あちこち、随分、遠くまで行った。と言っても、行く所は決まっていたような気がするけど。一体、四国一周を何回したことか。この狭い車に詰め込まれて、よく文句も言わずに連れ回されたものだね。

ゴルフカブリオっていうのは、フォルクスワーゲン社で作られたスタンダードのゴルフのボディーを、カルマンというドイツのコーチビルダーのもとに運んで、カルマン社の職人の手によってオープンモデルにしたものだ。

カルマン社は、ピニンファリーナとかベルトーネとかと並ぶ、いわゆるカロッツェリアの一つで、顧客やメーカーの注文に応じて、車のボディの架装をしたり、デザインを請け負ったり、試作車を作ったりする会社だ。上流社会が馬車に乗った時代のヨーロッパの文化の名残だね。ドイツのフォルクスワーゲンのシャーシにイタリアのギアがデザインして、カルマンが製作にあたったカルマンギアは有名だね。

そのカルマン社も2009年、倒産してしまった。時代の流れだな。

うちのカブリオは1983年型で、ジウジアーロがデザインを担当した初代モデルの派生型だ。ゴルフカブリオは、ゴルフが代替わりするごとに2代目、3代目となったが、カルマンで架装されたのは、この初代のものだけだ。だから、今はなくなってしまったKarmannのバッジが貼ってある。上のバッジはCabrioなんだけど、剥がれてしまった。




さすがに伝統あるコーチビルダーの手にかかったものだけに、後姿が美しい、と今も思うよ。



この車もあらゆるところに不具合が出ていて、それでも、廃車にせずにやってきた。それが、気に入っていれば当然のことだが、多少気に入らなくても、縁があって、いったん自分のところに来たものは、なるべく長く使い続ける、というのがライネケの癖というか、傾向なんだ。

さて、お盆のために、夏休みで帰ってきていたGama君が、はるばる愛媛に遊びに来たBen君と一緒に、九州に行くから、カブリオを貸してくれと言ってきた。エアコンは効かないどころか、勝手に熱風が吹き出すし、パワーステアリングがなくて、馬鹿重いハンドルの、乗り慣れないカブリオを、長距離、はじめての土地を走らせるのはどうかな?と思ったが、貸してやった。

元気で行っておいで、お二人さん。

さて、実はいろいろ大変なことがあった後の、八幡浜のフェリー乗り場で。
向こうについて、エンジンが冷えていたら、早めに冷却水を補充してやってくれよ。
とか言っているうちに、あらら、とうとうフェリーに乗り込んで行っちゃった。
とにかく、無事を祈るしかない。


それで、乗り込む前に頼んでおいたのは・・・


そう、もう一息で、とうとう走行距離が20万キロを超えるから、そうなったら、積算計の写真を撮っておいてくれ、ということだったんだ。Gama君の運転中に、しかも九州の地で到達したのだね。

28年前、滋賀でこの車を買って、ナンバープレートも初年度登録のまま。ろくにワックスもかけず、水洗いさえもほとんどしていない。それでも、役に立ってくれてありがとう。ご苦労様。


2011年8月18日木曜日

やるきのない生き物たち

地獄の釜で茹でられてきた。
あっちこっちでやるきのない生き物がのびていた。
口だけあけて天から降ってくるにんじんを待つ河馬。
模型のわに。30分に一回油圧で口が動く。
某党首選について話し合うやどかりとはぜ達。
今後の日本経済について思いをはせつつ昼寝する猫。
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鬼の洗濯板は今回の旅行のハイライトの一つでした。
たましーの洗濯をしてきました。汗臭いですが…
がま

2011年8月16日火曜日

徒然

良い卵は黄身が盛り上がっている。
悪い魚は目が濁っている。

人間は?

えーと、別に
「あいつ、良い目してるな。将来が楽しみだ」とか
「そんな目で俺を見るな!」とかそういう話じゃなくて

先日、あんまり目が痒くってですね。
いつもの通りで思いっきりガシガシしちゃったんですよ。
そしたら

白眼がゼリー状になって
まぶた閉じてもはみ出る状態になった。

っていうお話。

ようするに、あんま目をガシガシしちゃいかんって事ですね。


こういう御目目になりたいとは思わんけど
やっぱ、ゼリー状の白眼は怖いもんね。

気をつけようね。

そんだけ。
じゃ、御盆に皆さんの御顔が見られなくて残念だったけど
白眼がはみ出た状態ではさすがに何なんで。
みなさん、おげんこ~。
                  chica




2011年8月8日月曜日

Up-loading

ただ糊口をしのぎつつ働くに、
60年(運がよければ。)は短すぎる。
と、がまは常々考える。
所詮打ち上げ花火のように散ってゆく人生だ。
どれだけ高く、鮮やかに上るかは作り手次第か…
と、いうことでラジコン化してみた。

これにて翼面荷重はほぼ2倍になった。
翼面荷重の平方根に比例した分(1.41421356)だけ速いスピードで飛ぶ。
まるで人の負う諸々と歩みの速さの関係のようではないか。

…などとはがまは考えない。馬鹿なので。
geko

2011年8月3日水曜日

Re・creation

ガレージで作った。
5階から飛ばした。
世界平和のために必要だった。
反省はしていない。

がま

2011年8月2日火曜日

Boredom

「単調」、「退屈」、及び保身的「安全」は
がまの最も嫌うところである。

腹減った。
胃の中の蛙は飯にゆく。
Geko