2008年5月12日月曜日

徒然雑草   chica


結局自分というものは、己の育まれた環境と己に刻み込んだ印象の中で
生きていくものなんだろうなあ。
大好きだった藍染めのお皿も、木の息づかいのしたテーブルも。
私だけのウサギも、遠くで近くで聞こえるレコードも。
全部全部、私の存在に構築されて、こうして私は立っているんだ。

いつかの海辺で貝殻を拾い集めた私も。
あの春の山で花束を束ねた私も。
今こうして、一輪の花をファインダー越しに見つめる私と何にも違わないんだ。

そうして、その後ろにいつも貴方方が居られるのです。

そんなことを、思う日々でした。
夏にはまた、帰ります。

                          chica

2 件のコメント:

inchoudon さんのコメント...

<院長>

「昨日の私が、今日の私。
 人の心は、不思議なるかな。」

古代エジプトの「死者の書」の中に書いてある言葉だそうだ。

昔、倉敷中央病院の看護学校で、皮膚科学の講義をしていた頃、人の皮膚の表皮細胞が約28日で入れ替わってしまうという話をして、最後に、この言葉を皆にすると、皆きょとんとして、反応がなかったので、おいらは困ってしまった。面白い言葉だと思わないか?

<院長>

匿名 さんのコメント...

<院長>
ところで、二枚目の写真はどこの建物?
日本じゃないみたいだが.