2008年4月28日月曜日

独り暮らしとは その四


ある晴れた休日
僕は友人と出かけた


自転車で

坂を上るのは
ひどく疲れる

どこまでも続くように見える道が
ゆっくり描くカーブの一つ一つを

僕たちも
ゆっくりゆっくりと
上っていった

時たま通り過ぎる車の音と

風が揺らす梢の音と

道に沿って流れる川の音と

自転車の音と

呼吸の音と

心臓の音と

自分の音と

遥かに

海が見える

とても寒い

頂上で

山菜そばを食べ

2時間かけて上った道を

8分で下り

温い大気に

普段の生活を

感じた

山に登る時は

自分の奥深くに

潜るのに、良い



5時間半、75kmほど走った

4 件のコメント:

inchoudon さんのコメント...

<院長>
Haruno君、
しんどそうだけど、気持ち良さそうだね。峠を自転車で越えるなんて、もうおいらにはできそうにない。自然の中であろうが、街の喧噪の中であろうが、耳を澄ますといろんな音が聞こえて来る。ほら、宮沢賢治の「十力の金剛石」の中で、十力の金剛石の下るのに王子が出会う所です。
 
 青い空から かすかなかすかな楽の響き
 光の波
 かんばしく 清いかおり
 すきとおった 風のほめ言葉
 丘いちめんに ふりそそぎました。
 ・・・・・・・・・
 ああ、そしてそして
 十力の金剛石は
 露ばかりではありませんでした。
 
 碧い空
 かがやく太陽
 丘をかけて行く風
 花のそのかんばしいはなびらやしべ
 草のしなやかなからだ 
 すべて これをのせになう 丘や野原
 王子たちのびろうどの上着や
 涙にかがやく瞳
 
 すべてすべて 十力の金剛石でした
 あの 十力の宝珠でした 
 あの 十力の尊い舎利でした

君が、十力の金剛石に出会うことを祈ります。

ところで、提案だけど・・。
家族外の人たちも、このブログを見てくれることもある様です。君も、私も、Chikaさんも、ページを更新するとき、皆、「inchoudonさんの投稿」ってなってて、知らない人は、きっと、三人が思い思いに更新しているってことが分からないので、雰囲気が妙にバラバラだなあと思うかもしれない。そこで、タイトルの最後と本文の始めないし最後に<・・・>でサインをいれるといいと思うんだが、どうかね。

                  <院長>

匿名 さんのコメント...

関西に住んでいるときに 大台ケ原のヒルクライム に出たことがあります 大台ケ原は 本州の屋久島 といわれるくらい 壮大な自然の残っている所です 1000メートルくらい登るのだけれど 大変なのは 実は 登りではなく レースの後の下りです 火照った体が 急に寒くなります ツールでもね 下りが始まると サポーターが 新聞の差し入れをするのネ ジャージの 前胸部に それを入れるだけで 寒さが凌げるわけですよ わたしは 頂上のレストランで新聞紙を貰いましたけど・・・でも。下りは登りより大変でした 何故ってね ブレーキを握りっぱなしですからね そんな筋肉使ったことが無い そもそもおれはバイオリニストだ とか心の中で叫んでも ブレーキをを離したら 死んでしまう カナダのアイアンマンでは 時速100キロも出したことがあるから 下りのコーナリングには自信があるのだけれど・・・さすがヒルクライムというだけのことはありました 登りには スタンディング・シッティング・ダンスィングなどいろいろですが、できればどこかのチームに入って、先頭交代とかいろいろ教わっては・・・と思います  
殿 連休は ゲブルト 三昧でございまする

匿名 さんのコメント...

<院長どん>
赤染衛門の介殿、
soraninはね、少々の下り坂でブレーキレバーをずっと握りっぱなしでも、熱だれしないような、油圧のヂスクブレーキなんぞというものの付いたブアイクに乗って、春休み帰って来たけど、今、彼に必要なのは、ブレーキではなさそうだよ。むしろスロットルだな。脳味噌の。
                    <院長>

匿名 さんのコメント...

このとき上ったのは工石山(高知)といって標高1177mの山でした。
やはり高度が高くなると気温自体も下がるし、天気も曇るし、で寒いですよね。

>カナダのアイアンマンでは 時速100キロも出したことがある

すごいですね。100kmは。
はっきり言って、80kmを超えたあたりからビビってとてもじゃないですが出せません。

今日も大学の自転車サークルの仲間と130kmほど走ってきました。
初心者たちでゆっくりサイクリングがてら汗を流してます。

haruno