2008年7月6日日曜日

楽しかった、面白かった。<ライネケ院長発>



今日は、午前中から、久しぶりに、セーリングに出かけた。
雲が多いが、日が出たり、ちょっと陰ったり。
丁度、満潮時。南西の風。1〜2mかな?

いくら初心者のおいらでも、ちょっと風が弱すぎて、もの足らないが、艤装して、艇を出す。
沖合に出た所で、急に風が凪いでしまって、北の方に流されて。波間を漂って。ゆらゆら。

ふっと、雲が多くなり、太陽をさえぎると、海面にさざ波が立って、冷たい風が。
艇尾の舵が小さな泡を立てながら潮を切り裂いて行くのが見える。
舵の延長桿を握る手に、潮の脈動が伝わる。ブーンという感じ。

一旦、重信川河口に向かって流されていたのが、また出発点の沖合に戻る。国近川の流れ出しを越えて、そこから更に、伊予市方面に向かって少し南下してみるかな? 風は弱いけど、ジャイブの稽古。少しはうまくなったか知らん。

ところで時間は? おやおや、もう11時半だね。帰らなくては。方向転換して渚の出艇場所に舳先を向ける。ぐんぐん渚が近づいて来る。おや、今頃になっていい風が吹いて来た。もったいない。また沖に向かう。そうこうしているうちに12時を過ぎてしまう。いくらなんでも、もう帰らなくては。というわけで渚に。

マストもセールも舵もセンターボードも、ロープ類もはずしたところで、少し艇内に砂が入ってる。水深のあるところで、ひっくり返して洗っておくというのはいい考えだ。良い子は、常に明日に備えよ。沈起こしの稽古にもなるし、パドリングの稽古にもなるしな。

というわけで、パドルとバケツだけ積んで再び沖に。パドリングはなかなか難しい。右で漕げば、左に曲がって行く。何とか、少し沖に出て、ふなばたを傾けて、舟をひっくり返す。久しぶりに海中に。やっぱり、足が立たないってのはちょっと不安を感じるものだな。この下いったい水深はどのくらい? 考えないことにしよう。

さて、舟を起こそう。舟から離れないように、ふなばたに取り付いて、舟の中央くらいに達し、それからセンターボードを掴み・・・。あれれ、センターボードがない。馬鹿、馬鹿、ライネケの馬鹿。そういえば、さっき、舵やらと一緒に袋にしまって陸に残して来たんだ。

おい、おい。どうしたら起きるんだ。ああやっても、こうやっても、どうやっても・・・起きない。諦めて、舟を押して陸に向かって泳ぐ。ところがどっこい。足には例の紅い靴を履いてる。ちっとも陸が近づかない。ど、どうしよう。


舟の上に這い上がってまたがる。ひっくり返ったままのまっ黄色の舟の上に、紅い靴を履いて、馬乗りになって、パドルで一生懸命漕ぐ。さぞかし馬鹿馬鹿しく目立つだろうな。ようやく陸が近づいて来た。やれやれどうなることかと思ったぜ。

舟を海水で洗って、砂浜を横断して、道路まで運んで、車に積んだ。さあ、帰るんだ。車の中で歌って帰ろう。

「きょうもいちにちげ〜んきだった。た〜のしかった。おもしろかった。か〜えるおしたくできました〜。せいかつだ〜んもおわりです。みなさん、さよなら、さようなら。」


8 件のコメント:

kurashiki-keiko さんのコメント...

読んでいてどうなることかと心配しました。
無事の帰還おめでとうございます。
にしても、最後が生活団の終わりの歌で、つい一緒に歌いそうになりました。

ライネケ院長 さんのコメント...

keikoさま、
今日は七夕ですね。倉敷も暑いでしょうね。美観地区のゆかた祭りはまだですかね。
昔より夏バテしやすくなって来たらしく、今日は何だか、体がえらい・・・。これから一週間が始まるというのに。あと2時間足らずで外来が始まる。ナマケモノ体質は進行中です。

asuka さんのコメント...

猿飛佐助は書きました
パドリングってバタフライみたいに 「両方の手で同時に行のう もの」と 戸田ハクション斎先生の秘伝書には 記してありましたが・・
着衣 靴履きのまま 曳航 なさるとは 甲賀・伊賀にても相伝なき秘術 つくづつく感服いたしました

ライネケ院長 さんのコメント...

asukaさま、あるいは、猿飛佐助殿、

カヌー類のパドリングと申しますのは、カヤック類のように両刃のパドルを八の字型に振り回して、両舷で漕ぐのと、片刃のパドルを片舷のみで比較的ゆったりした流れの中で漕ぐのとあるのです。後者はカナディアンカヌーがその典型例です。
後者は、慣れない者が漕ぎますと、直進もなかなか難しくて、それ相応のトレーニングが必要です。北米では専門学校があるくらいです。
野田友祐氏なぞが、大人の雰囲気で、悠然とパイプなんかくわえて、ユーコン川の悠久の流れの中を、晩飯のおかずのためにフライフィッシングかなんかしながら、夕暮れの薄暗がりの中を下って行く、なぞというのは、このカナディアンカヌーですな。
ええ、ええ、私がpaddleを扱うと、文字通り、ばちゃばちゃするだけで、ちっとも真っすぐに進みません。何事も真っすぐ平らかにはいかないのが世の常でございます。

我が恋ひは 片貝の磯のさざれ石 千々に砕けて 君をこそ思へ
     石ノ上 文磨 歌集 恋の巻 第三 

片貝は九十九里浜のサーファーのメッカです。
貝と櫂と、かけてあるのでございます。
片方の舷で漕げば漕ぐほど、あらぬ方に寄ってしまって、片思いの恋は伝わらず、貴女様に寄せる想いが、片貝の長い砂浜に、幾千幾万と限りなく打ち寄せられる小石のごとく、貴女に知られぬままに、空しく朽ち果ててしまう、という心でございますね。
ちなみに私はその浜には行ったことがございませぬ。全て想像のでまかせでございます。

ネコパコ さんのコメント...

<ネコパコ>

いいかげんに懲りないものでしょうか
そのうち新聞沙汰かも…

でもあんまりおかしくて想像図をプレゼントしました
アッホ ピョ〜〜ン
一緒に昼ご飯食べられてうれしいよ

匿名 さんのコメント...

頼むから避けてください…↓

「愛媛県開業医師 行方不明 帆走中に事故か ○月×日」

ライフジャケット着てるから溺死は無いか、な…?
心配。
ほんとに泣きますよ、ロナが餌もらえなくて。あと僕も。

sorneko

ライネケ院長 さんのコメント...

<ライネケ>
soraちゃん、元気か?勉強はかどってるか?つまらないことしか聞けなくて申し訳ないが・・・。

物事は思う通りには運ばないものだ。いや、それ以上に、思うようにならないのは自分自身だ。自分がかくあるべしと思う通りに自分で自分をコントロールできたら、どんなにかいいだろう、と何度もいつも思ったよ。

とにかく、努力おし。それが君の務めだ。それでうまく行かなければ、また考えればいいんだ。君が君自身であろうとする限り、君は君なんだから。

ネコパコ さんのコメント...

<ネコパコ>
最近伊予灘でサメが出たと報道がありました
ライフジャケットで浮かんでいられても、パックリなんて嫌ですね
足下に何もないなんて、とんでもない恐怖です
乗せてやろうと言われても、まっぴらごめんですね