2011年7月25日月曜日

歳はとったけど、相変わらず <ライネけ>


7月23・24日は、連休だった。当院は第2・4土曜日が休診なのでね。先週末以来、メルセデスがバッテリー上がりで、ヤナセ病院に入院し、これまた、何やら調子の怪しいゴルフだけがしばらく頼りだという23日の午後、突然、ネコパコが言いだしたんだ。

「ねえ、ゴルフにテントとシュラフを積んで、天狗高原に行きましょうよ。」

天狗高原といえば、17年前の夏休み、やっぱりカブリオで行ったよねえ。例の、一日目は高知の横波黒潮ラインの途中の国民宿舎「土佐」に一泊して、翌日、魔がさして須崎から檮原街道を経由して、天狗高原のカルスト台地を目指したんだ。

天狗高原 1994年8月
四国の山々を背景に
なんと髪が黒黒して長いねえ
このころは、もう、末っ子くんもいるし、
例によって、Haruno君は、大きな捕虫網を持ってる。

あの時は、標高1400mの高原のキャンプ場で、真夏だというので油断して、夜、寒くて寒くて、寝られず、おまけに、Chicaは喘息を起こすしで、大変だったね。

話が決まれば、素早く、例の古いゴルフカブリオに、ウォーラスの3人用テント、ガソリンバーナー、ランタン、コッヘルを放り込み、さらに、今回、極寒用のシュラフを持参して出かけた。

頂上付近に来ると、ひどい霧。視界30mくらい。周囲の1000m級の山々が見下ろせるはずだのに、何も見えない。

テントサイトは、一人当たり525円。斜面の中腹に板が張ってある。ちなみにバンガローを借りると、5250円。これだと、ベッドに布団も付いているみたいだ。
夕暮れが近づいてきた。蚊やブヨが出る。暗くなる前に、テントを張り、夕食の支度をしなくては。数カ月ぶりにガソリンランタンに点火。とにかく、火をつけるのが好きなんだねえ。

わわっ。なにせ、白ガソリンの代わりに、自動車用のレギュラーガソリンを入れてるもんで、何かと不具合が・・。何か起こったら、その時はその時だ。

スベア123に点火して、カレーを温めるための湯を沸かし、こんな時でも、自家焙煎のコーヒー豆を持参して、ドリップして、コーヒーを淹れる。40年間の習性だ。

翌朝は、霧が晴れていて、カルスト台地の牧場が見える。
28年前、このゴルフを買ったとき、いつか、また、二人きりに戻ったとき、このゴルフで旅行できるといいね、って言ったのが、本当になったんだね。時の経つのは早いものだ。


天狗高原を下って、滑床渓谷まで行った。でも、渓谷を遡上して、美観を楽しむような体力も気力もなかった。引き返して、松野町の温泉に入った。松野町といえば「うなぎ」。大奮発して、うなぎ丼を注文した。

これで2700円。穴子丼じゃないのかって? 極めて小ぶりのウナギさんがたくさん乗っかっていて、タレが多めにかかっていた。4000円出せば、もっと大きなうなぎが出てきてんだろうよ。天然モノが売り物らしい。

一緒に頼んだ川エビの甘辛煮。


頭も尾っぽも長いはさみも全部バリバリ食べちゃった。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

<ネコパコ>
ほっぺたをブヨに刺されてかゆい

急に思いついたは良いけれど、虫対策を怠ったむくい
みっつも喰われた
え〜ん

それにしてもライネケの露悪趣味
東北でやたら吠えて就任一週間でやめた
某大臣のようにサングラスを愛用するようになると
性格が悪くなるらしい
このアングルで撮ってくれとのたっての注文
やっぱり聞くんじゃなかったかな

ところで周囲のじいちゃん達のテーブルには赤いエビの爪や殻が残っていたけれど、なんと我々のテーブルだけ綺麗サッパリお皿だけ
お店の人に「あの〜殻は残すものだったのでしょうか」とつい訊ねてしまった
「いえいいですよ食べられるでしょう」との返事
カリカリして美味しかった
きっと周りの皆は総入れ歯だったに違いない
お気の毒様  ナマネコ ナマネコ

匿名 さんのコメント...

歯がしっかりしているっていうのは
やっぱり重要なことなんですよ。
バリバリムシャムシャ。

まあ、うちは全員
サングラスかけるとマフィア面ですからね。
仕方ない。
chica

kurashiki-keiko さんのコメント...

あこがれの?夫婦2人暮らしになられて、思い出の地に、いいですねえ。
殻までガシガシというのはうちの夫も同じです。おいしければいいですよそれで。
我が家も義母がとうとう老人ホームにお入りになり(入っていただき)約3か月経過しました。
気兼ねなく北海道にも行けましたし。
最初のころの義母のいない違和感とむなしさはどこへやら、人は慣れるものなんですね。
面河へ行くはずが松山になりましたがまた最近ドライブで行きました。

ライネケ院長 さんのコメント...

<ライネケ>
kurashiki-keiko様、久しぶりです。
>人は慣れるものなんですね。
その通りだと思います。特に手の焼ける、自分では何もしない、出来ない、老亭主が天に召された後の奥さんは、すぐ元気になって、生き生きするそうですな。
うちはどちらが先に行くんやろうねえ。
修学旅行の夜と同じで、枕投げごっこが終わった後は、さっさと寝付いたやつが勝ちなのかもしれません。
ああ、それは話が違うか。