2014年12月13日土曜日

家内制手工業な人々  仙人掌姉

先日、ガマが仙人掌姉宅に泊まっていった。
2年くらい壊れたままほったらかしにしてあった、大きな窓の戸車を
宿賃代わりに修理してもらったら、
入居して以来一度も施錠できなかった窓が、施錠できるようになりましてん。
おお、ガマよ、ハラーショ。

そんな賢いガマガエル君ですが、
西の国へ姉の部屋の鍵も一緒に連れて帰ってしまいまして、
「後日送る!」と言っていました。
そろそろ送ってくる頃かしらんと思っていたら、
或る夜、ポストに不思議な物が入っておった。
 
 
ほわっ?!

なぬっ?!

相変わらず、やる事細かいなぁ、あいつ・・・・・。
ホッチキスを外してOPENと書いてあるので、キチキチ針を外したら、

ゲロリ。。。。。。
 
ガマの口からゲロンパとピンクのトカゲのムッソーニちゃんが出てきた。
おお、ガマのお腹の中で強烈な胃酸にやられて溶けなかったかい?
一緒にチョコレートが一つ入っていたので、
美味しい、美味しいと早速むしゃむしゃいただきました。

ガマのガマ便りに触発された訳ではないのですが、
以前からやろうと思っていた事を、仙人掌姉者もやりました。
我が家の人なら一度はお世話になったことのある、
コールマンの封筒式寝袋です。
私が小学生の時から使ってるんだから、もう何年物?
そりゃ、縁もすり切れてくるわいね。


ぱっくり、ヨレヨレなりよ。
 
これを、繕おうと思うのです。
猫パコ事務長なら、布はこの柄にして、縫い糸はこの色にして・・・・・とか
ライネケ院長なら、次に穴が開かないように縫い目はこうして・・・・とか、
色々考えてから綺麗に直そうとするのでしょうが、
仙人掌姉者は、皆さんご存じのとおり、計画とか結末とかあんまり考えない。
下線とか引かない。マチ針もうたない。そもそも縫い糸の色なんて気にしない。
手元にあった適当な布を、一番最初に目についた適当な色の糸で
ひたすら縫う!
縫い目がそろってないなんて気にしない。
ひたすら縫う!

 
ちくちくちくちく・・・・・・・・
ちくちくちくちくちくちくちく・・・・・・・。
 
出来た。
とりあえず、擦り切れて中身が見えてた部分は全部繕った。
もう満足だ。
 
次に穴が開いたら、また適当な布と糸で繕って・・・・。
そうしているうちに、とんでもない継ぎ接ぎの封筒が出来上がるんじゃないかと
思われますが、まぁそれも良し。
仙人掌姉者の家に泊まりに来たら、皆、これにお世話になるんだよ。
 
そんな家内制手工業なガマと仙人掌でした。
 

4 件のコメント:

inchoudon さんのコメント...

<ライネケ>
遺伝子じゃのお。
オイラがやっても、多分、似たようなもんじゃわい。

inchoudon さんのコメント...

<ネコパコ>
私もほしい ほしいな~

ユーモラスなガマグッチ(もといガマグッズ)
他の使い方もできそうですね
配達した方も楽しかったでしょう
チャペックの 郵便配達屋さんに
是非配達してほしい
中身は何がいいでしょう

考えすぎて仕事がすすまない身としては
手当たり次第という
アバンギャルドな寝袋の感じもいいと思います

手当たり次第感が満載だったのは
昔々大昔、暮らしの手帳
古いアメリカのパッチワークのキルト特集が
記憶にあります
端正な模様の大作の紹介が続きため息が出た

そしてアッと驚く一枚!!
「いつの時代にもこんな破天荒な女性がいるものです このたくましさ この楽しさ」みたいなコメントがあったのは 家族のセーターや靴下やありとあらゆる毛糸の古着をそのままグシグシ縫い付けたクレイジーキルト
それにもこれもやっぱり才能があるよな~と感心したものです
 

sorneko さんのコメント...

左目の上が少しひしゃげて届いたようですね。
そして28円足りなかったか…
定形外の見積もりをしくじった。
まあ、ご愛嬌ということで。
がま

inchoudon さんのコメント...

<ネコパコ>
やっぱり!!
料金不足の紙か…

草の国 サボテン姉へ
ひこうきのくに ガマより
これいいね!! とおもったけど
実際はどこに宛名が書いてあるんだろう?
と不思議だった
チャペックさんにお願いしたいわけです

サボテン王女の粉飾だね