<院長発>
普通、鯛飯と言えば、小さな鯛の白身肉片の炊き込みご飯だよね。松山周辺では、北条の鹿島さんに渡ると、渡し船乗り場の近くの海面の上に張り出したよしず張りの部屋で食べさせてくれるやつだ。これは中予、東予の鯛飯で、愛媛にはもう一つ鯛飯があるんだよね。
つまり、南予の鯛飯だ。これは、宇和島のWさんを訪ねて行って、港近くの某和風レストランで、Wご一家とともにご馳走になった鯛飯の夕食だ。左上はご飯、右上に鯛のお皿に盛られた鯛の刺身、中はおなじみのじゃこ天、右下は醤油、だし、味醂にウズラの卵を落としたもの。そこで、今晩は、その南予風鯛飯を、自宅でやってみた。
1500円くらいの天然の鯛があったので、大奮発してみた。まず、鯛をおろして、頭や腹はあら炊きにする。
片身を刺身にする。ウフフフ・・・。
刺身と海草類を、魯山人の角皿に盛り、出来上がったあら炊きを梅山のなずな手の丸皿に、ウズラの卵はないので、鶏卵を半分こずつ、炊きあがった五穀米を角さんの合六椀に盛って、準備完了。
いただきまあす。
まず、だし、醤油、味醂を合わせたものに、卵をかき混ぜて、それに、鯛の刺身と海草類を入れて、かき混ぜる。
それを、温かい五穀米の上にかけたところ。海藻が海藻臭さが感じられなくて、おいしく食べられる。宇和島のレストランで食べたのと比べて、どうかな? さすがに商品的完成度では劣るけど、これで充分いいじゃないか。
右上に見えるのは、魯山人の角皿だ。角偉三郎さんの朱塗りの合六椀が美しいでしょう? この人は2年ちょっと前に死んじゃって、この人の直接の作品はもう出来ないはずだね。すごい存在感。おいしいものはいい器で食べなくてはね。
鯛のあら炊き。今回は、おいらには少し甘さがたらなかった気がする。つい先だって、ヒラスズキとかいう魚を食べたけど、やっぱり鯛がおいしいねえ。
あら炊きや切り身はまだ沢山残っているし、明日以降のおかずになる。私たちはいわゆる「ハイソ」じゃないし、いろいろな料亭や、宴席とも縁遠い生活だ。どちらかと言えば多分つましく暮らしている方だ。それでも、豊かな気持ちで生きて行ける。
今日は、事務長さん、ご苦労様。
3 件のコメント:
<事務長です>
1キロ以上ある天然鯛だったのよ
春は鯛のシーズンでこれが1000円ぐらいで手に入ればもっと良かったんだけど。サービス品だからスーパーの魚屋さんは下ろしてくれないという事なので奮戦しましたが、はあ〜疲れたな。
身とあらと分けて計ったら身が450グラムという事でちょっぴりあら炊きが豪華だったかな
それでも鯛はいろいろに楽しめて、あらまでしゃぶって良い魚です。今度はもっと手際よく下ろしたいものです
料理の中央に見える緑の和え物は、クレソンのごま和えです。千年の森の活動をしている鶴見さんちの棚田のてっぺんの田んぼに群生しているのを豪快に鎌で刈り取ってスーパーの袋に一杯貰って来たのを茹でてごま和えにしました。クレソンなんてビーフステーキの付け合わせに少々…の食材と思っていましたが、香りが高くとてもおいしい和え物になり、春の息吹をいっぱいでした
いいもの食べてるな〜
クレソンって勝手に生えるものなのだろうか?
最近、高知の家の周りに野いちごがたくさん生えていることに気づいた。
実がなったら沢山集めてジャムを作ってみよう
haruno
クレソンは日本の春の七草のセリの親戚だから、
環境よければそこら中に生えるはず。
セリを摘む時には、毒ゼリに注意。
本物は、節がありませんが、偽物には節があります。
竹みたいにね。
年間で、毒ゼリの中毒で救急に駆け込む人も少なくないってさ。吐き気と下痢をおこして、最悪昇天です。
にしても、丼美味しそうだなあ。。。。
野いちご生えてる近所ものどかでいいなあ。。。。
事務連絡です。事務長さんへ。
24の勤務割りはまだ作ってないから未定です。
重要な何かがあるんですかね?
箱根についてはまた連絡します。
chica
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