放射線線量について

単位はミリシーベルト

福島第一原発の場合、新たに２０kmよりも遠くに避難・20kmから30km圏内は屋内退避の指示が出された。

原子力発電所から放出される放射性物質は、ヨウ素や希ガスといった気体のような状態で出るため、これらの物質から出る放射線からの被曝を防ぐ必要がある。
そのため、室内にいる場合は、ドアや窓を閉めたうえで、換気扇やエアコンなどを止めること。可能ならば内側から窓なども目張りする。

一方、屋外にいたり避難で移動したりする場合は、マスクをしたりタオルやハンカチを水でぬらして口や鼻を覆うと、放射性物質の吸い込みを防ぐ効果がある。また、服装は白い長袖長ズボンを着用して皮膚の露出をできるだけ抑えることが大切。

帰宅したらすぐに家に入る前に着ていたものを脱ぎ、ビニール袋などにいれて密閉する。

また、体は洗う。

さらに、呼吸や食べ物によって体内に放射性物質を取り込む「内部被曝」も防がなければならない。「内部被曝」では、体内に放射性物質が蓄積されると、長期間にわたって放射線の影響を受けることになり、注意が必要。