旧友を鞭打ち、車を運転させて
山陰から山陽を一泊二日で一気に駆け抜けるという
馬鹿な旅行会社も考えないようなお出掛けを決行した。
目的はもちろん日本の八百万の神に哀しい独り身の女を救ってもらう為である。
旅程。
出雲縁結び空港:空港の名前すら私に嫌がらせをしたいのか。
近々岩国には岩国錦帯橋空港が出来るとか。安易なネーミングは如何なものか。
馬鹿な政治家の法案やら内閣名のようで、気に入らない。
大体、彼らから思いやりも美しさも感じた事がないのだ。
↓
足立美術館。
↓
出雲大社。
↓
宿泊:奥出雲自然博物館。
↓
琴ヶ浜:
↓
仁摩サンドミュージアム:世界一の砂時計が売りの博物館。
しかし、700円をとるにはあまりにも、内容がお粗末な施設であった。
地元の観光目玉として生き抜くには、アイデア・努力が不足している。
公共施設の哀しさを実感した。
↓
広島呉。鉄のくじら館・大和ミュージアム
↓
岡山空港
現代に作られた庭園が目的だった。
感想は「施設としてよく出来ていると思う。一度見れば十分。」
巨大な締め縄を見た時、私は昨年の震災の津波の映像を思い出した。
小さな人間という生物では抗えない自然の力。
この神に祈りを捧げても、通用しないと思った。
だって、おみくじをひいたら「信仰を持て」って言われる始末。
生きるなら、自らの手で活路を見出し、生き抜けと言われた気がした。
実は、この博物館は私立。
眼鏡のミキの創始者が収集した化石を展示する博物館であった。
社長の出身地が奥出雲で、
この施設はもともと会社の研修施設として作られた建物だとか。
しかし研修場所としての活用が少ないならば、有効活用しようと考えて
一般客を受け入れる施設にリニューアルしたそうである。
財産の有効利用、地元の復興、博物館としての姿勢。
素晴らしい施設だと感じる。
泊って損は無い。本気でおススメ!
風の音が凄過ぎて、砂の鳴き声なんて聞こえやせん。
空には渦巻く雲。雲出る国の名を実感した。
潜水艦の中に実際に入れると聞いて、ずっと訪れてみたいと思っていた施設だった。
実際に行ってみて、艦の大きさや技術に圧倒された。
でも、ただただカッコイイ!だけでは済まされないと思った。
隣に、戦艦大和のミュージアムがあった。
ミュージアムショップまで入って、やっぱり展示は見られないと思った。
幼い頃に祖母の家のテレビで何回も見た映画「ミッドウェー海戦」の1シーン。
焼け付いた鋼鉄のハッチにしがみ付き、
絶叫しながら開けようとする士官の姿が未だに忘れられない。
言葉が出なくなり、どんな顔をすればいいのか分からなくなった。
呉から岡山へ。
岡山から羽田は1時間。あっという間の2日間だった。
付き合ってくれた旧友に感謝。
山陰から山陽を一泊二日で一気に駆け抜けるという
馬鹿な旅行会社も考えないようなお出掛けを決行した。
目的はもちろん日本の八百万の神に哀しい独り身の女を救ってもらう為である。
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旅程。
出雲縁結び空港:空港の名前すら私に嫌がらせをしたいのか。
近々岩国には岩国錦帯橋空港が出来るとか。安易なネーミングは如何なものか。
馬鹿な政治家の法案やら内閣名のようで、気に入らない。
大体、彼らから思いやりも美しさも感じた事がないのだ。
↓
足立美術館。
↓
出雲大社。
↓
宿泊:奥出雲自然博物館。
↓
琴ヶ浜:
↓
仁摩サンドミュージアム:世界一の砂時計が売りの博物館。
しかし、700円をとるにはあまりにも、内容がお粗末な施設であった。
地元の観光目玉として生き抜くには、アイデア・努力が不足している。
公共施設の哀しさを実感した。
↓
広島呉。鉄のくじら館・大和ミュージアム
↓
岡山空港
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足立美術館
横山大観のコレクションで有名な美術館だが、私は大観に興味が無い。現代に作られた庭園が目的だった。
感想は「施設としてよく出来ていると思う。一度見れば十分。」
出雲大社
圧倒的な存在感。巨大な締め縄を見た時、私は昨年の震災の津波の映像を思い出した。
小さな人間という生物では抗えない自然の力。
だって、おみくじをひいたら「信仰を持て」って言われる始末。
生きるなら、自らの手で活路を見出し、生き抜けと言われた気がした。
奥出雲自然博物館
博物館が宿泊施設になっている。
1泊1人、3500円で素泊まり。トイレと洗面場は共有だが、歩いて3分の処に
町の温泉施設があり、宿泊客は入り放題である。
しかも、夜9時近くまで、館内の展示コーナーを勝手に見て回る事が出来る。
化石触り放題。好きな場所で遊び放題。
80点以上で景品がもらえると聞いて、やる気になったクイズは、
思いのほか難しく、遣り甲斐があった。
眼鏡のミキの創始者が収集した化石を展示する博物館であった。
社長の出身地が奥出雲で、
この施設はもともと会社の研修施設として作られた建物だとか。
しかし研修場所としての活用が少ないならば、有効活用しようと考えて
一般客を受け入れる施設にリニューアルしたそうである。
財産の有効利用、地元の復興、博物館としての姿勢。
素晴らしい施設だと感じる。
泊って損は無い。本気でおススメ!
鳴き砂で有名な琴ヶ浜
荒れ狂う日本海は、何人たりとも受け付けなかった。風の音が凄過ぎて、砂の鳴き声なんて聞こえやせん。
空には渦巻く雲。雲出る国の名を実感した。
呉。鉄のくじら館
働く機械が好きだ。機能美に惹かれるんだと思う。潜水艦の中に実際に入れると聞いて、ずっと訪れてみたいと思っていた施設だった。
実際に行ってみて、艦の大きさや技術に圧倒された。
でも、ただただカッコイイ!だけでは済まされないと思った。
隣に、戦艦大和のミュージアムがあった。
ミュージアムショップまで入って、やっぱり展示は見られないと思った。
幼い頃に祖母の家のテレビで何回も見た映画「ミッドウェー海戦」の1シーン。
焼け付いた鋼鉄のハッチにしがみ付き、
絶叫しながら開けようとする士官の姿が未だに忘れられない。
言葉が出なくなり、どんな顔をすればいいのか分からなくなった。
呉から岡山へ。
岡山から羽田は1時間。あっという間の2日間だった。
付き合ってくれた旧友に感謝。
5 件のコメント:
<ライネケ>
我々もほんの2週間程前、呉に行ったばかりだ。我々も鉄のクジラを見に行った。
入り口や案内係のおじさんたちが、何となくぴりっとしていて、出る時、この施設はどこが営業してるのか聞いたら、防衛庁なんだそうだ。とすると、あのおじさんたちは、もと、日本を守る海の男達だったのか。どおりで、折り目正しいと同時に、ちょっと気が利いているな、と思った。
ライネケは、飛行機少年であるだけでなく、軍艦少年だったので、潜水艦は面白かった。伊号とか呂号とか懐かしいよ。でも、閉所恐怖症で、暗い海の中に閉じ込められたら、パニックになりそうだ。
隣りの大和の方は、見なかった。ライネケが小学生の頃は、戦艦大和がもっと早く完成していたら、とか、まだ、そんなことが少年たちの話題になる時代だった。大和は悲運というか、完成したときすでに彼らの時代は終わっていたんだ。「海ゆかば」を聴くのはつらい。
ちなみに、軍国少年だったライネケにとって、帝国海軍の戦艦で好きなのは戦艦「金剛」、世界の軍艦の中で一番好きだったのは、ドイツの戦艦「ビスマルク」だった。
くじら館のスタッフさんは、
艦に対するプライドとか愛着とかが
にじみ出るように凛としているなと、
私も感じました。
潜望鏡を覗きながら「アップトリム!」とか
叫ぶような雰囲気ではなかった。
私も絶対潜水艦に乗れないな。
大和は外から見た時に既に「入れない」と
思いましたが、入口のショップを覗いて
更に「これは重い」と感じました。
chica
<ネコパコ>
運転してくれる人がいてこその行程ですね!
旅は駆け足、急ぎ足
そりゃ「信仰を持て」とご託宣いただいても、キャッチできる心境ではないでしょう
出雲大社は本殿の工事は終わりましたか
今年の秋は紅葉があまり美しくなかった気がしますが、山陰側はどうでしたか?
博物館のホテル面白そう
行く機会を作ってぜひ泊まってみたいです
<ライネケ>
海軍兵学校医学校の壁に、卒業生の搭乗艦が発表され、優秀な順番から乗って行っていくんだけど、次々、撃沈されたのが分かるようになっていて、一番撃沈数が多かったのが、潜水艦だったんだって。優秀な奴から先に祖国に殉じて死んで行ったわけだ。
テレビの宇宙戦艦ヤマトとか、当時の海軍軍人が見たら、どう思うだろう。否応なく戦争に巻き込まれ、祖国の運命に殉じて行かざるを得なかった人々は、どう感じるだろう。
ライネケが高校時代の作文で、戦争について書いたのを、老ライネケが読んで、「あの頃のことは、あの頃の人にしか分からん」とだけ言ったのが、思い出されるよ。だから、ヤマト館には入る気がしなかった。
むかし、軍艦マニアだった頃、いろいろな軍艦の写真やら図面やらを見て、飽きることがなかった。日本の造船技術の粋であった大和と武蔵は上から見た形が好きになれなかった。むしろ、英国で建造された金剛の方が美しいと思った。機能的なものには独特のあやしいまでの美しさがある。それも、武器にはね。
武器の美しさね。
危険な物ほど美しいと思います。
刀剣も、特に日本刀の美しさ。
ミュージアムの前の港に突き出した
大和の甲板実寸大のデッキに立って
水兵が並んでいる写真を見ると
胸が締め付けられる思いをしました。
紅葉は綺麗でしたよ。
本殿はまだ工事中です。
chica
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