2012年7月30日月曜日

徒然雑草 chica

蝦蟇からの矢文。
「おねいさん、おねいさん、今から行っていい?
今、すでに、都のほとりに居るのん」

仙人掌姉者からの矢文返し。
「ああ?おまい、頭かち割られたいんか?
居るよ。どうぞ。」

そんな寝苦しい都の午後11時。

灯を消した途端に寝息を立て始めた、日焼けで闇と同化した蝦蟇を
寝床から見下ろしつつ、チクチクの棘に高級トリートメントを施しながら
仙人掌姉者は考えた。

私は今に満足だ。
私は過去にも満足だ。
職があり、家がある。人が居て自分がある。
私の喜びを、自分の喜びとしてくれる人が居て
私はその人たちに更なる喜びをもたらしたいと思う。

これが私の幸福ではあるまいか。

未来の事は分からない。それ故に不安になる事もある。
しかし、未来を考える事が出来るならば、それはそれで幸せだ。

なんのこっちゃとお思いの方がおられるであろう。
暑さで頭おかしくなったんじゃあるまいかと、思われるであろう。
しかし、ここで私は宣言する必要があるのだ。
ここで言ったら、それでお終いだ。あとからゴチャゴチャ言わん。
だから言っとくぞ。

私の世界において、地球は私の周りを回っている。
私は太陽であり、恒星であり、衛星であり、人工的飛行物である。
私は局部銀河群である。
私の銀河帝国において、ジェダイの騎士など存在しない。
なぜなら、私こそが正義であるからだ。
私の幸福の軌道上で、私の幸福に参加するならば、異議は認めない。

宇宙には他の銀河系が存在する。
私はその存在を尊重する。
私とて、たかが個人である。
鬼ではないし独裁者になるつもりもないさ。
分を弁える事が、自らの銀河系を保つのに必要な要素である事は間違いない。

以上!

2 件のコメント:

ライネケ院長 さんのコメント...

<ライネケ>
善いかな、善いかな。

なんじ、我がライネケ王国銀河系のもとにあることおよそ三十年。今ここに、一独立銀河系の中心に立ち、サボテン王国銀河系の女王として、銀河系を支配するがよい。

仙人掌王国女王、万歳。
サボテン銀河系の行くてに幸あらんことを。
神、汝とともにあらんことを。

ライネケ院長 さんのコメント...

<ネコパコ>
あ つ い
あ つ く る し い
いきもたえだえ 
げんかくがみえる
あたまのねじもゆるんでる
もうそうていこく ばんざい
エントロピーの法則ばんざい