5月4日金曜日、今年初めて、アクアミューズを海に出した。
朝、起きて、アクアミューズをメルセデスに積んだのだが、浜に行ってみると、風がないくせに、波が荒そうだったので、アクアミューズはやめにして、家に帰って、オートバイにまたがって、内子を経由して、山の中に迷い込み、細くて暗い山道を苦労して走ったあげく、大瀬という村に下りた。小田川だと思うが、川縁に腰掛けて、きれいな水を見ながら、内子のスーパーで買ったにぎり寿司の昼食を摂った。
大瀬から砥部に向かう道に入り、途中から、また山道に入って、中山町に抜けて、午後2時ころ、松前に戻った。国道や道の駅かなんかで、えらそうに群れているハーレーなんか見ると、気分が悪いので、いつもひとりで走る。
帰る途中、浜に寄ってみたら、風が出ていたので、アクアミューズを積んでおいた車で、浜に行った。浜に着いてみたら、風が強くなり始め、潮が満ちてきていて、寄せ波が強そうだった。連休の砂浜では、テントを張ってバーベキューをやっている家族がいる。その横を、どうしようかなと迷いながら、渚までアクアミューズを運んだ。
波打ち際で艤装しているうちに、風だけでなく、波がどんどん強くなり、よっぽど、やめようと思ったんだが、バーベキューをやっている一家の前で、すごすご艤装を外して、また連中の横を、ヒイコラ言いながら、砂浜の斜面をアクアミューズを押して帰るのも情けないので、とにかく、思い切って、潮の中に立ちこんで、出艇した。
運良くと言うべきか、なんというべきか、とにかく、渚を離れることが出来た。と思ったのもつかの間、ほんの一分後には、大波にぶつかって、大量の潮をかぶってしまった。それでも、少し沖に出れば、波が減るだろう、と思って、波を突っ切るように乗り越えながら、沖に出た。
沖に出ると、いつもは、孤独感だけでなく、高揚感を感じるものだが、今日は違って、強い圧迫感を感じた。
風と波の中で、シートを放して、一生懸命、溜まった水を出した。でも、向こうが見えないくらい大きな波が、次々とやってくる。このまま沖で沈しちゃったり、潮をどんどんかぶって、水瓶になってしまったら、えらいことになる、と思ったら、空は明るいのに、潮で濡れた体だけでなくて、急に心が冷えるのが分かった。
早々に、渚に戻ることにした。その間も、波とまともにぶつかると、波の谷間に落ちるようで、波と並行しながら、出発点を目指した。沖に背を向けると、波がすごい勢いで追いかけてくる気がした。最後は、波に追いたてられて、えらい勢いで波打ち際の砂につっこみ、横倒しになろうとするアクアミューズにほとんど襲われながら、砂浜に艇を引っ張り上げ、海を振り返ったら、潮が随分満ちて来ていて、砕ける波に怒りのようなものを感じた。
バーベキューの一家は、初老の黒めがね男が、笹の葉みたいなヨットで海に出た、と思ったら、すぐに帰ってきて、何をしているんだ、と不思議に思ったことだろう。でも、おいらの方は、機械的に手を動かして艤装を外しながら、無事に帰れてよかった、という思いだけで、ほとんど自失していた。
少しでも危険を感じたら、やめるべきなのだろう。きっと、おいらには、微風で、漂流する程度が丁度いいのだろう。セーリングが多少上手になったってしょうがない。帰ってきて、船を洗って、ひとりで夕食を作って食べて、ほっとした。
ネコパコは、Sora-Gamaとレンタカーに乗って、山陰巡りに出かけていて、おいらは、5日間の一人暮らしだ。ネコパコの居ない間はおとなしく過ごそう。
その他にもいろいろあって、進行中の問題もあるけど、次にしよう。
今日も一日が終わった。
朝、起きて、アクアミューズをメルセデスに積んだのだが、浜に行ってみると、風がないくせに、波が荒そうだったので、アクアミューズはやめにして、家に帰って、オートバイにまたがって、内子を経由して、山の中に迷い込み、細くて暗い山道を苦労して走ったあげく、大瀬という村に下りた。小田川だと思うが、川縁に腰掛けて、きれいな水を見ながら、内子のスーパーで買ったにぎり寿司の昼食を摂った。
大瀬から砥部に向かう道に入り、途中から、また山道に入って、中山町に抜けて、午後2時ころ、松前に戻った。国道や道の駅かなんかで、えらそうに群れているハーレーなんか見ると、気分が悪いので、いつもひとりで走る。
帰る途中、浜に寄ってみたら、風が出ていたので、アクアミューズを積んでおいた車で、浜に行った。浜に着いてみたら、風が強くなり始め、潮が満ちてきていて、寄せ波が強そうだった。連休の砂浜では、テントを張ってバーベキューをやっている家族がいる。その横を、どうしようかなと迷いながら、渚までアクアミューズを運んだ。
波打ち際で艤装しているうちに、風だけでなく、波がどんどん強くなり、よっぽど、やめようと思ったんだが、バーベキューをやっている一家の前で、すごすご艤装を外して、また連中の横を、ヒイコラ言いながら、砂浜の斜面をアクアミューズを押して帰るのも情けないので、とにかく、思い切って、潮の中に立ちこんで、出艇した。
運良くと言うべきか、なんというべきか、とにかく、渚を離れることが出来た。と思ったのもつかの間、ほんの一分後には、大波にぶつかって、大量の潮をかぶってしまった。それでも、少し沖に出れば、波が減るだろう、と思って、波を突っ切るように乗り越えながら、沖に出た。
沖に出ると、いつもは、孤独感だけでなく、高揚感を感じるものだが、今日は違って、強い圧迫感を感じた。
風と波の中で、シートを放して、一生懸命、溜まった水を出した。でも、向こうが見えないくらい大きな波が、次々とやってくる。このまま沖で沈しちゃったり、潮をどんどんかぶって、水瓶になってしまったら、えらいことになる、と思ったら、空は明るいのに、潮で濡れた体だけでなくて、急に心が冷えるのが分かった。
早々に、渚に戻ることにした。その間も、波とまともにぶつかると、波の谷間に落ちるようで、波と並行しながら、出発点を目指した。沖に背を向けると、波がすごい勢いで追いかけてくる気がした。最後は、波に追いたてられて、えらい勢いで波打ち際の砂につっこみ、横倒しになろうとするアクアミューズにほとんど襲われながら、砂浜に艇を引っ張り上げ、海を振り返ったら、潮が随分満ちて来ていて、砕ける波に怒りのようなものを感じた。
バーベキューの一家は、初老の黒めがね男が、笹の葉みたいなヨットで海に出た、と思ったら、すぐに帰ってきて、何をしているんだ、と不思議に思ったことだろう。でも、おいらの方は、機械的に手を動かして艤装を外しながら、無事に帰れてよかった、という思いだけで、ほとんど自失していた。
少しでも危険を感じたら、やめるべきなのだろう。きっと、おいらには、微風で、漂流する程度が丁度いいのだろう。セーリングが多少上手になったってしょうがない。帰ってきて、船を洗って、ひとりで夕食を作って食べて、ほっとした。
ネコパコは、Sora-Gamaとレンタカーに乗って、山陰巡りに出かけていて、おいらは、5日間の一人暮らしだ。ネコパコの居ない間はおとなしく過ごそう。
その他にもいろいろあって、進行中の問題もあるけど、次にしよう。
今日も一日が終わった。
4 件のコメント:
無愛想なのは、人もものも申し訳ない事です
やってる方もそれを受ける側も
面倒くさいので遠巻きに見るのが一番ですね
ネコパコママが帰るまで無茶はやめて下さい
末
<ライネケ>
Snow君は無愛想だったのか?
君が六年間のうち少なくとも四年間は、苦しみ続けたのを見ていたので、君としては無愛想なつもりでも、全然気にならないよ。
手みやげや贈り物より、笑顔と優しさこそが最高の贈り物だ。無愛想、仏頂面、無関心、無視、冷たい言葉や言葉つきは、ほとんど罪悪に近い。当の本人には分からないんだろうけど。
ネコパコママは、今夜帰って来るそうだ。
ただいま~
またしても危ない血の騒ぎの数日だったご様子
しらんし もう
春の海は穏やかそうに見えても突風が吹いたり、急に向きが変わったりきまぐれですね
だいぶ己を知ることができるようになったライネケ船長
無事で何よりです
私は長年の念願が急にかなって石見銀山へ行ってくることができました
その話は気が向いたら今度しますね
船長、勘弁して下さい。
遠く離れてると一つの出来事が
100位の大きさに感じて、心配します。
chica
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