院長 伏して申さく、
院長より、当ブログに遊びに見えられた方々に、一言、ご挨拶
申し上げる。
当ブログは、松前町という愛媛県の片田舎の町で、二年前、皮
膚科で開業した当年58歳の医師の偶感である。
ページの更新は、院長が主にするのだが、時に、その一味のも
のどもが、勝手にすることも多い。院長はなかなか多産だったの
である。故に、ページにより感触が統一されていないのはそのせ
いである。
どうか、ご覧になった方で、何か感じられた方々が、コメント
を残されるなら、どうぞためらわないで書き込んでいただきたい。
歓迎する。家族通信板のように見えるが、そういうわけではない
からである。
2008.05.17
今日は、当院開院丸二年経った日。つまり2周年記念日だね。あっという間に二年経ったわけだ。二年前の今日、3ヶ月のリフォームを終えた当院は、「宮内医院」あらため「宮内ひふ科」として、新たなスタートを切った。
今も患者は少ないが、一年前は本当に少なかった。最初の開院日は、確か、患者さんが16人来てくれた。その後もなかなか患者さんは増えず、一日4人が最低だったかな。さすがに気持ちが、ちょっと沈んだね。2年目もあまり増えたというほどじゃなかったな。とにかく、石の上にも三年と言うけどね。
倉敷の病院を辞める時、医事相談室の人たちが、だるまを下さった。七転び八起きのだるまさんだ。土曜日は第2・4土曜は休診なので、一日の患者さんが月曜日から金曜日まで20人を超えたら、片目を入れようと決めた。水曜日は早じまいなので患者数が少ない。だから、他の日は20人を超えても、水曜日がネックになって、10人台だと駄目なんだよ。開院一周年が迫っても、目標が達成できそうにないな、と思ったけれど、昨年5月14日だっけ、やっと月曜日から金曜日まで通して、一日20人以上を達成できた。それで右目を入れた。右目から入れるものだそうだ。
次ぎの目標は、月・火・木・金曜日を1日、水・土曜日を0.75日として、一週間単位で一稼動日あたり平均35人以上、それが5週間連続したら、もう片目を入れようと決めた。今日でまる2年、明後日から3年目に入ろうというのに、まだ達成できない。実は、先月末から患者が増えたみたいで、3週間連続して、一稼働日35人を超えている。来週と再来週、超えたら、達成だ。どうなることやら。
こういう目標や、医療統計の取り方が意味のあるものかどうか、一度考え直す必要があるだろうが、とにかく最初に決めた目標だ。達成を目指そう。リフォームと開院に要した費用や、私たちの生活費、子供たちの教育費や養育費その他を考えると、まだまだ赤字が続くだろうが、その内、黒字に転じると信じたい。
患者数が余りに少ないと経営が成り立たないけれど、実は、余りに忙しいのは歓迎しない。患者さんの話をよく聞いて、丁寧に見て、充分説明したり、時には、世間話をしたり、冗談を言ったりして、自他ともに益するというあり方が理想だ。58歳のおいらが言うのもなんだが、年寄りから学ぶことも多い。その上で、無駄で非実際的だと思う検査はせず、複雑で非現実的な治療法をとらず、薬の種類や数を減らし、なるべく低コストで患者にとって面倒でない皮膚科医療を目指したい。程々に忙しく、モチベーションを保てるような毎日を過ごしたい。
ありがたい、と思うことは、事務長が、医院経営の上での肩書きとしてだけでなく、本当に事務のかなめを担当してくれていることと、開院前、面接して採用した常勤1人、パート5人のスタッフが、そっくりそのまま、仲良く、それぞれの持ち味を生かして、働き続けていることだ。願わくば、初心を忘れず、常に機嫌良く、腰軽く、手間を惜しまず、優しく、あり続けていただきたい。私も努力したい。
いよいよ、「石の上にも三年」の三年目だ。高コレステロール血症や五十肩や神経痛は心配だが、次ぎなる段階を目指そう。あっという間の二年間だったが、この期間をあと6回繰り返せば、12年経つことになる。その時おいらは70歳だ。その頃どんな状態でいるだろう。仕事を続けているだろうか。なるようになるさ。考えてもしょうがない。やるべきことをやるだけだ。
2 件のコメント:
これは初めての”宮内ひふ科”に関する記事では・・・
まあ、ともかく開業二年目おめでとうございます!
父さんが70歳になっても元気で働いたり、海にヨット乗りにいったり、弓引いたりしていることを切に願います。
Haruno
<院長>
五十肩で弓はちょっとお休みしている。少しずつよくはなっているようで、多分やめちまうことはないだろうと思っている。
ヨットは、来週、メルセデスが車検から帰って来たら、初乗りの予定。連休中は事務長が東京にいて、何かあったらまずいので自粛していた。
いよいよ始動だ。
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