父がアラジンのブルーフレームが好きで、沢山持っていた。例の薄緑色や灰色のホーローの対流式のやつね。やたらあって、リフォームする時に、やむを得ず、調子の悪いアラジンを7〜8台処分した。それでもまだ、アラジンが3台ほどある。それに、バーラーが1台、パーフェクション1台、ニッセン1台。もう何十年経っているか分からんような骨董品ばかり。もちろん、比較的最新式のガスファンヒーターやらもあるよ。でも、灯油ストーブが好きだ。それも、光がよく見えるのが好きだね。
上のは、1970年台末頃、京都大学の近くで買ったパーフェクション。ガラスの燃焼等を通して、オレンジ色の炎がまわりを照らして、本が何とか読めるくらい明るい。若い二人が8畳一間でつましく暮らし始めた頃のものだ。
これは、いつの頃か分からないけど、ニッセンという日本の会社の真鍮製のヒーターで、一昨年、松山市のバルボラというアンティークショップで購入。オイルタンクの一部に亀裂が入って漏れていたのを半田付けで治した。芯もネットで購入して、めでたく当家の子になった。気だてのいい子で、パーフェクションよりは暖かくないけど、燃焼時間が長くて、幻想的な雰囲気がとてもいい。
ニッセンというのは、日本船灯といって、船舶の灯火類を作る会社らしい。ほら、船舶免許の講習で習ったじゃないか。右は青灯、左は赤灯だっけ。ああいう灯火。だから、このストーブも昔の石油ランプに似ているでしょう?新しいうちは金色だけど、古びて来ると黒ずんできて、落ち着いて来る。今もニッセンは健在で、このタイプの石油ストーブを作っている。結構高価だよ。ただ、ガラスの火屋は割っちゃうと面倒なことになる。
上のは割れてしまったパーフェクションの燃焼筒。米国製のパーフェクションの場合、会社自体がもうないので、ガラスの燃焼筒が割れると、替えがなくなって大問題になる。うちのは、割れてしまって、長い間、耐熱テープで継いだりして、我慢していたが、とうとう、ヤフーオークションで燃焼筒だけが出品されていたのを落札。いまだに現役というわけだ。
芯は、ニッセンの場合、ガラス芯なので空焚きしてもかまわないし、時々空焚きしてやる方がいいそうだ。しかし、パーフェクションは木綿芯で、空焚きは禁物。燃えて、短くなってしまう。ただし、どうやら、芯類には業界の規格みたいなものがあって、口径があれば流用できるらしんだな。パーフェクションにニッセンのガラス芯を入れても差し支えないらしい。
こういうものは調節次第で、本来の性能が発揮されるものだ。古いものを捨てないで、大切にしてやるほど、それなりの力を発揮してくれるわけで、そうなると、ますます愛着がわき、捨てにくくなる。
また、機会があれば紹介しますが、バーラーもアラジンも古いタイプには独特の文化の香りというか、雰囲気があって、自動点火装置とか対震装置とか、ごちゃごちゃするほど、デザインを損なう。
最新式のものは、効率がいいので、発熱量も燃費も、それに大気汚染の点でも、古いものより優位だという。もっともらしいこと言うけど、本当は買い替えさせたいだけじゃないの? おいらはそう簡単にはだまされないぜ。
4 件のコメント:
もう春ですね。
植物園ではバナナが開花しました。
明日から新しいメンバーでスタートです。
昇級試験に合格して昇級したので本社に辞令もらいに
行ってきます。
給料が上がったかな。
新しいメンバーでうまく行くといいね。
また、そのうちロナを登場させる予定です。時々チェックして、書き込んで下さい。
ところで、君が誰かさんから貰ったテレビビデオがついに壊れたらしく再生してくれなくなりました。お母さんはharuとshigeを連れて、ハードオフでビデオ再生機が安く出ていないか、探しに出かけました。3000〜5000円が予算です。無理かな?
父ギツネ
私でも同じようなのができそうなアイテムがあったので、思わず、パロってしまいました。すみません。
ensyou6さん、
いいですよ。でも、写真撮っとくって、意外に大変だよね。肝心な時にいい写真が撮れていないんだもの。
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