2015年10月28日水曜日

ネコパコ事務室だより

諸君は覚えておいでだろうか
かくのごとく愛らしかったごろ君の姿を!!
 我が家に彼がやってきて 早くも一年数ヶ月がたった
おうちの中で楽しそうに過ごすことが彼に課せられた使命である
 彼は家猫として健気に職責を果たそうとしている
 野外で発散することのできない鬱屈は一途にこの箱が受け止めていた
(いや、数枚の布団が犠牲になったことも忘れてはいけないが…)

いよいよ、こいつともおさらばだ
名残惜しげにカプカプする姿が実に愛おしい

2015年10月18日日曜日

ネコパコ事務室だより

今週はなんだか疲れたね…
やっと土曜日が来た
東の国へのトリップが微妙に影響を残している

そうだ
「夕焼けを見に行こう!!」

夕食の支度を放っぽりだして
車に飛び乗る

 上灘の海に沈もうとするお日様を捕まえることが出来た
だるま夕日になってほしいな

残念…
どんどん どんどん沈んでいく

すっかり沈んでしまった
 水平線近くにある薄雲のせいでだるま夕日は見られない
「まだ海水温が高いからね」
近くを通りかかった漁師さんが教えてくれた

「ほんとは沈んだあとがきれいなんだよ
おとといは空の青と柿色の対比が素晴らしかったな」

三日月が だいぶ高くまで昇ってきた
そろそろ おうちに帰ろう

2015年10月16日金曜日

東の街で  仙人掌姉

院長と事務長が飛ぶ乗り物に乗って、東の街に遊びに来てくれました。
仙人掌姉は1日しかお相手出来なかったんだけど
今回は、それなりに楽しく過ごせてもらえたのではないかと思っています。
3泊4日の日程で、体操を見たり下町をぶらぶら歩いたり
院長が昔、気合を入れるために食べたハンバーグを食べさせてもらったりして
最終日は、中華街に行きました。

 
 これは食べるべきかどうか悩むよね。
食べなかったんだけどね。

 何処かの路地裏。
 愛らしい豚ちゃん。
この後チャーシューにされて肉饅頭の具材にされてしまうのです。
哀れ・・・・・。
 学校の校庭にはためくのは、万国旗じゃないんだね。

 覆面と手袋をした猫氏。
夜になると、一族の裏切り者に見せしめを与えるために
暗躍するので、全身黒づくめなんですね。
怖いお国柄ですね。

 針鼠も饅頭にされてしまうんです。
油で揚げて食べられないものは無いんですな。
可哀想なハリネズミ達は、
恐怖のあまり内臓が全部カスタードクリームになってしまっていました。
これから島に帰るために、ミレニアムファルコン号に乗る処です。
 
 
何処でもドアがあるといいのにね。
タイムマシーンはいらないや。
いろんなスーパーマーケットや百貨店や市場を見たけれど
時間と思い出は、どこにも売っていないんだよ。
 
 
 
 


2015年10月9日金曜日

大洲の如法寺 その二

如法寺は由緒正しい古刹なんだが、一見したところでは、さびれた山寺という感じだった。おいらはネコパコと一緒に、自動車で裏の入口の駐車場まで上がっていき、裏口から入ったんだが、参拝する人もお寺の人もいなくて、静かな境内に入っていった。

朽ちた裏口の扉の奥には、緑の境内が開けており、

石を敷いた通り道が左右に分かれている。

石畳道の間を埋め尽くすチドメグサ(血止草)が可愛らしい。
これは、日陰と高湿の環境の故に、勝手にこうなったのか。それにしては、他の雑草をあまり見かけない。一見、手が入ってないようにみえて、実は、心にくく自然なふうに手が尽くされているのか?

生やそうと思っても生えない植物もあれば、生えてほしくなくて気をつけていても生えてくるやつもいる。

 寺の塀はずいぶん傷んでいて、修復工事中だった。
さすがに、昔ながらのわらを混ぜた土塀工法ではなくて、コンクリートで下地を作っていた。
その上に乗る瓦は、もとの塀を取り壊すとき、ちゃんと保存されていて、

 白くぬられた新しい土塀に、再使用されており、苔むして、変色したのがいい感じだ。

まだ一部、もとの土塀が残っているところがあり、その上の瓦を、厚い緑の苔が 覆っている。

 土塀の足元に、ツタの小さな葉が履い登ってきて、シダも生え出ている。

おやつの時間も終わり、引き上げることにした。帰り道を、お地蔵さんたちが見送ってくれた。また来るよ。達者で。






2015年10月7日水曜日

大洲の如法寺

五十崎のお弁当のあと、お気楽二人組は、大洲に行って、五百原七福堂(いおはらしちふくどう)に立ち寄った。ここのどら焼きはミカサって言うんだが、これが美味しいんだ。毎年10月になると店頭に並ぶはず。
ところが、今年はアズキの入荷が遅れていて、まだ作ってないのだと言う。残念。
それで、しようがなく・・・、ふふふ・・・。

その後、大洲中心を蛇行して流れる肱川の横にある「冨士山(とみすやま)」の中腹にある「如法寺」に行ってみることにした。

参道の石段を登って行くと、

お堂が現れる。

なんと1669年創建のお寺だって。

如法寺という。

中国でも、宮殿や楼閣の屋根などで、反り返りのある屋根を見たけど、日本に入って来て、日本人好みの反り返り具合になったみたいだね。おいらには、日本のものの方がやさしい気がする。

 境内の一隅には、こんなお地蔵さんがいる。

実は、このお寺にやってきたのは、さっき、手に入れ損ねたミカサの代わりに、大洲市内の洋菓子屋さんで買ってきたお昼のデザートを頂くためだったのさ。上のは「伊予灘」っていうんだって。おいしそうだろう? 伊予市から双海の海沿いに長浜に向かって走る電車をイメージしたらしい。その電車は予約制になっていて、双海の海の景色を眺めながら、食事ができるんだそうだ。一度乗ってみたいもんだ。
お菓子の「伊予灘」も、おいしかったよ。

<この項 つづく>

2015年10月5日月曜日

五十崎でお弁当

何かと災害が多かった9月が去り、10月になった。
熱帯低気圧が去ったあとの風と青空が、いかにも秋らしい。
そんな中、ライネケはネコパコにねだって、お弁当を作ってもらって、お気楽二人組は、国道56号を南下した。

内子から、小田川に沿って上流に、凧揚げで有名な五十崎という町があって、町を流れる小田川の河川敷がお気に入りだ。

大きな樫の木の木陰に車を寄せて、弁当を食べた。

立派な唐楓(トウフウ、トウカエデ)
秋になると、2枚のプロペラのような羽を持った実がつく。
木の根は、丁度、その地上部分をひっくり返したように、地中に根を張るそうだね。
すごいな。

またまた、凧ゲリラを試みる。
この凧も随分くたびれちゃったもんだ。

近くにトイレもある。
なかなか風雅だ。

のんびりした山あいの村を、小田川は流れて、肱川に合流し、大洲に向かう。
五十崎は好きな町だよ。
この町に、もし別荘でも持ったらどうだろう? う〜ん。ややこしいだけか。

あの唐楓の木は、なんて言うだろうな。