2014年3月7日金曜日

追悼祭り5 ラスト

これで、オシマイ。

さようなら、私達の野生の毛皮の子。

2013年





撮影年、不明。




何を見ても、あなたを思い出す。

1 件のコメント:

inchoudon さんのコメント...

<ライネケ>
Chicaさん、投稿ありがとう。

私にとって、ロナは、末っ子くんとは別に、私たちの最後の子どもであり、第五子であり、四男だった。ネコパコが腹を痛めて産んでくれたと言っても、それほど不思議に思えないくらいだ。真っ白の大型猫だった。四郎だから白なのだ、というと、駄洒落に聞こえるかい。

Shige君によって、生まれて数日目に我が家に連れて来られた。おいらにしては珍しく、一目見て、これならいい、と思ったので、借家で飼ってもいいか、大家さんに掛けあって来いと言った。

左右眼の色の違う白のオス猫はツンボになるのだが、生下時、頭頂部にあった黒色のおかげで、ツンボ遺伝子が発現しないですんで、ツンボにならないで済んだようだ。でも、一生にわたって、私たちの言うことを聞くふうがまるでなかった。

彼は11年間この世にいたのだが、人間年齢にすると、多分、60前後だったろうと思う。だから、早世というほどではないのだろう。

四歳ころ、愛媛に引っ越してきて、母屋で三ヶ月暮らす間、五日間いなくなったことがあって、その時は、本当に心配し、悲しかった。けれど、昨年春、とうとういなくなった時は、私にも、不思議なくらい、覚悟が出来ていたようだ。私も年をとったということかもしれない。

他人はもちろん、家族に対しても、まるで愛想を振りまくということがなく、媚びることはもちろん、全面的に甘えるということもなかった。それが好ましかった。

美しく、野生の気高さがあった。

もうすぐ春が来る。空を見上げると、なごり雪が降り、野の緑に目を移せば、白い花が咲き出す。その時、君を想うだろう。不思議な縁で、うちに来てくれて、ともに生きてくれた。

ありがとう、ロナさん。