4月21日、今日も晴れて、いい具合の風が吹いているようだ。
今年二回目の出艇ということになる。
ネコパコカメラマンもついて来てくれる
アクアミューズという、笹の葉みたいなセイリングカヌーを、はるばる大阪の製造元まで出向いて購入し、車に積んで愛媛まで帰ったのが、6年前の5月だった。売り手のおじさんは艤装の仕方を教えてくれながら、「風が教えてくれますよ。」とか言ったっけ。以来、試行錯誤を繰り返しながら、この浜で、セイリングの真似事をして遊んで来た。
朝起きて、窓から東洋レーヨンの煙突の煙を見て、いい風が吹いてそうだったら、海に出かける決心をする。ちょっと、気合いが要る。憂鬱なことがあったりすると駄目だ。車庫の天井にぶら下げた舟を車の上におろして固定し、浜に行き、艤装して出艇し、風の具合、潮の流れを見て、帆走したり、漂ったり、時にはパドルで漕いだりして、ひとしきり遊んだあと、とにもかくにも、出艇した地点に戻って来れるようになった。これら一連のプロセスを独力でやれるということが意味があると思っている。
独力でやれることにこだわりはするけど、えらそうに自分一人で生きて行けると思っているわけではない。ひやりとする事は何度もあった。今津の港まで行って帰れなくなり、夜になり、真っ暗の中を今津の港内に入って、ネコパコに迎えに来てもらったり、漁船に曳航してもらったりしたこともある。海の上にいて、心細くなるとき、人間は支え合って生きているんだと実感する。
今週末は、下部消化管の内視鏡検査をする。自分の中の探検旅行だ。また、報告する。
今年二回目の出艇ということになる。
ネコパコカメラマンもついて来てくれる
船と艤装一式を車の上に固定して、 さあ、出発 |
浜に到着 沖を貨物船が通る 海がおいらを呼んでるぜ ほんとか? |
とにかく、まず、 マストと艤装一式を、 波打ち際まで運んでおく これがなきゃ ただのカヌー |
車の上から 船を降ろして 船の端っこを 台車に載せる |
海岸沿いの道路の柵の継ぎ目から 船を砂浜に移動する よっこらしょっ と |
波打ち際まで 船を押して行くんだが 行きは下り坂 まだ 気力も体力もあるからいいけど 実は 帰りが大変 |
一度 艤装を容れるための袋を 誰かに持って行かれちゃった 今 思い出しても 腹が立つ |
波打ち際で 艤装する 海上で間違いに気づいても どうしようもないから 慎重に 丁寧に |
波は低いが 思いのほかに 風が強い |
ライフジャケットを着る 風は北風 3m? いやいや 4m? いや もっとあるかも 5m? |
潮に立ちこんで センターボードを入れ 舵を下ろすんだが 昨日から寒くなって 水が つ、冷たい |
スムーズに離岸できた さあ 行くぜ |
まずは北西の方向に どんどん 沖に出て行く この時が 一番 気分が高揚する |
沖合に出た 北に 今津の港の赤い灯台 南に 伊予市のマルキの赤い看板が見える 「孤帆の遠影 碧空に尽き」というところ |
潮が南向きに流れているようだ 北風に追われ 南向きの潮に乗って ずいぶん 南に進んだ所で そろそろ帰らなければならない 北風を斜めに受けて タックを繰り返しながら北上する 幅のない舟で そんな乗り方しちゃ Iさんに叱られるだろう でも ディンギーに乗る人なら おなじみのこの姿勢 明日は腹筋と大腿四頭筋が痛いかな? |
随分 風が強く 潮の流れも速かったけど 沈することもなく 無事に帰って来られた |
強い風にあおられながら マストを外し 帆布を巻く 帆と一緒に吹き上げられそうだ |
また 台車に載せた舟を 潮を汲んで洗う やるべきことはやらねば これも遊びのうち |
帰りは 上り坂の砂浜を 舟を押して道路まで上がる ひいこら 車への積み降ろし、車庫の天井への格納を含めて これら一連のことが自分一人で出来るから
この舟を選んだ
出来なくなったら
もうこの遊びはやめかな?
|
帰投準備完了 亀仙人とネコパコ なんとか無事に元気に 面白おかしく暮らしている |
朝起きて、窓から東洋レーヨンの煙突の煙を見て、いい風が吹いてそうだったら、海に出かける決心をする。ちょっと、気合いが要る。憂鬱なことがあったりすると駄目だ。車庫の天井にぶら下げた舟を車の上におろして固定し、浜に行き、艤装して出艇し、風の具合、潮の流れを見て、帆走したり、漂ったり、時にはパドルで漕いだりして、ひとしきり遊んだあと、とにもかくにも、出艇した地点に戻って来れるようになった。これら一連のプロセスを独力でやれるということが意味があると思っている。
独力でやれることにこだわりはするけど、えらそうに自分一人で生きて行けると思っているわけではない。ひやりとする事は何度もあった。今津の港まで行って帰れなくなり、夜になり、真っ暗の中を今津の港内に入って、ネコパコに迎えに来てもらったり、漁船に曳航してもらったりしたこともある。海の上にいて、心細くなるとき、人間は支え合って生きているんだと実感する。
今週末は、下部消化管の内視鏡検査をする。自分の中の探検旅行だ。また、報告する。
5 件のコメント:
<ネコパコ>
さぶ~い
今年はいつまでもなぜこんなに寒いのでしょう
「なのにあなたはう~みにいくの♪
う~みのなにがそんなにいいの♪」
風は強くバタバタと帆がはためいて
こわ~い
あっという間に沖合に滑っていく艇を見送りながら「これで沈すりゃ 私はどうすればいいのか…」と
あまりに刺激が強すぎる妄想に、見続ける気力が萎えたので車の中で本を読んで待つことにしました
しばしあって携帯電話
「今から帰る
帰りにグ~ンと身体を乗り出すからそこを逃さず撮影しろ」との指示
ヘイヘイ
デジカメの限界ですね
もっと血沸き肉躍る画像だといいのでしょうが、小さい
この距離感は埋めようがない
いつまで遊び続けることができるのでしょうか
有意義に遊んでいるようで、よかたいよかたい。
くれぐれも、事故には気をつけてくだされ。
私は、例の地下活動を開始したよ。
さてどうなることやら。
chica
<ライネケ>
Chicaの地下活動か。
毛並みの良さをアピールするとか、美貌やスタイルの良さを見せつけるとか、学識、経験を誇るとか、あらゆる自己PRが必要かもしれんな。こんな時は遠慮は要らない。
Chicaさんにも、それなりのとりえがあって、大概の連中よりいいはずだよ。ひいき目かな。
いいことがあるといいなあ。
舟遊びを見守るネコバコ事務長さんもなかなか大変ですね。うちは夫婦でのドライブだから楽ちんな趣味ですが。夫婦で協力してのご趣味、いいですね。
最後の下部消化管の検査とやら、私もかつて大腸ポリープの除去を泊りがけでしていただいた経験あり、あの下剤はなんとも。それと、意外にも自分の大腸の中がピンクできれいだったのに感激しました。除去手術が自分の目で見えることにも驚きました。未知との遭遇と言ったところでした。よいご報告がありますように。
<ライネケ>
kurashiki-keiko様、
最初に、この舟を買ったとき、ネット販売で、ライフジャケットを二着購入しました。一着はネコパコ事務長の分だったのです。でも、ネコパコは、地面から離れるのはいやだ、まして水はもっといやだ、と言って、乗ってくれません。
大腸ファイバーについてはまた報告します。お楽しみに。妙なものが見つからないことを祈りますよ。
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