2013年1月11日金曜日

歳の初めに <ライネケ院長>

明けましておめでとう。

今年はどうなることやら分からない。
昨年末は、仲間のポチ公が逝っちゃった。
おいらだって、明日のことは分からない。
なるようになるさ。

新年の幕開けには
厳粛な気持ちで臨まなくては
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年初めの土曜日、外来が終わったあと、末っ子君とネコパコと三人で、MB230TEの後ろに、急いで、寝袋とテント、ストーブとランタンをほおりこんで、伊予インターから高速に乗って、香川県の引田(ひけた)という所まで行って、キャンプした。

引田インターに着くころには、すでに真っ暗になっていた。例によって、最寄のスーパーに飛び込み、食料品を買い、暗い中、細い道を走って、岬の裏側の無料キャンプ場に到着した。ストーブに点火して、両親と、いつもは姉兄貴達の陰でみそっかす扱いの末っ子君の三人だけで、キムチ鍋の豪華夕食をとった。その後、近くの温泉に行き、入浴して、テントを張った。末っ子君は、三人張りテントを独占して寝、我々は車中泊した。

そして、翌朝もなんとか晴れのようだ。
遠くに見えるのは小豆島かな?
早朝のなぎさを歩く孤独な男は末っ子君

海を見渡せるキャンプ場の海の家の屋上テラスで
朝ご飯の準備
前にするのは、新兵器の二口灯油ストーブ
おかずを作りながら湯が沸かせる。
なかなかいい所だったよ。
誰もいない浜と大きく広がる海。
トイレもあるし、水場もある。
実は電灯もつく。
これで無料なんだ。
やっぱり、キャンプは冬に限るな。
翌日も晴れに恵まれ、朝食後、引田の町の手袋ギャラリーを訪れ、親子三人、引田の町をさまよった。
引田の町の長い路地の向こうに
見えるのは瀬戸内海

井筒屋敷の茶室に掛かっていた額
讃州井筒屋敷は、江戸時代から、醤油生産で繁栄した引田(ひけた)御三家の一つ、佐野家の旧邸宅で、宏壮なお屋敷が今も保存されている。そのお屋敷の端っこには、茶室があり、掛け軸が掛かっていた。

BaudeLaiRE

自由なる人
永遠に
海を愛さむ

八十四 中河与一

だってさ。
何だか、心にしみるな。
この町の、この屋敷の、この部屋を出て、百メートルも歩くと海なんだ。

この数年間、時に棘々しく感じられた末っ子君も、何だか、柔らかく、優しく、まるくなったような気がするのは、気のせいか? 彼も、いつの日か、このあわただしく歩き回った二日間を懐かしく思い起こす日が来るだろうか。その頃、私はこの世にいるだろうか。

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今年は
わたくしの年でございます
今年は巳年だ。
年明けにもらった年賀状のデザインも、これは、と思うものがあまりなかった気がする。
多分、めでたいものとしては、蛇は図案化しにくいのだろう。
前途に微妙な不安をいだきつつも、柔軟に、巧妙に、辛抱強く、障害物を避けながら、進んで行くしかないのだろう。
ままよ、さもあらばあれ。
さいわいあれと祈りつつ、進むのみだ。

本年もよろしく。

7 件のコメント:

ライネケ院長 さんのコメント...

<ネコパコ>
早、鏡開きになったのでちょっと「あけまして…」は抵抗あるけれど、何だかんだ更新をしづらい歳の始まりでしたから、やっと新年のごあいさつですね

お出かけはどうなるかなと心配でしたが、長距離ドライブにもなんとか耐えられるように骨も回復しつつあり嬉しいことです
コンコロコンに着膨れて冬のキャンプはさて何年ぶりでしょう!久しぶりで面白かった
太平洋側と違い波の音も穏やかで、万が一雨になっても逃げ込める場所があって…偶然見つけたにしては花丸!!
樹々の芽吹き出す頃にまた行ってみたいと思います

ライネケ院長 さんのコメント...

<ライネケ>
依頼していた手袋の修理が出来たら、また行こうかね。
海のほとりの小さな町。
人々が静かに真面目に暮らしている町。
そんな印象を受けたね。
だんだん、お尻の骨のヒビもよくなっているようで、よかった。

匿名 さんのコメント...

もう松もとれてしまいましたな。
先週、記事をアップしようとしたら、
思うようにいかなくて、嫌になって
そのまま捨ててしまったのです。

二男と三男の間抜けな姿を
新年そうそう晒してやるつもりでしたが、
諦めたのだ。

私は去年お札を貰った処へ行って
また厄払いをしてもらうつもりです。
本当は阿智神社とかでやりたいなぁ。

ヒビが広がらないように、
そこそこ楽しく生活して下さい。
chica

inchoudon さんのコメント...

それにしても猫兄さんも蛇姉さんも
目付き悪いねぇ。

追伸
院長先生
昔書いた下書きのSir Edward Dyer
よかったら更新して下さい。
私が、箱の裏側に書いた詩を探して下さったのかなと思うのですが、
私もきちんと原本を読んだことがないので。

chica

ライネケ院長 さんのコメント...

<ライネケ>
Chicaさん、
それにしても、おいらのアカウントを皆がいい加減に使うもんで、一体、誰が何を書いているのか分からなくなってしまうよ。ちゃんと文責が、一目で分かるように書き込んでくれたまえ。

Sir Edward Dyerの詩なんだけど、えらい、博識やなあ、と感心した記憶があるだけで、どんな文脈でこんな物が出て来たのか分からない上、一部だけ見えている訳がえらくこなれていて、またまた感心してしまいました。

どこから、こんなの引っ張って来たの?

匿名 さんのコメント...

詩はですね、どこでひろったんでしょうね。
きっとネットか、何かの本の中からでしょうね。
自分でも覚えていないのです。
だから下書きに入っているのを見て
「おお!発見されたのでは?」と思いました。
3年位前の手帳の隅っこに書きとめてあったのですが、さっぱり記憶がない。
残念です。
chica

ライネケ院長 さんのコメント...

<ライネケ>
ほんとにロナさんの目つきは悪いね。よくネコ自慢の記事に出て来るような可愛いネコじゃないことは確かだ。愛想ないのが、我が家の四郎らしくていい、と思っているよ。

このEdward Dyerっていう人は、エリザベス一世時代のイギリスの朝廷で詩人として活躍した人らしいけど、あまり作品は残ってないらしいね。それにあまり朝廷生活が好きじゃなかったらしい。
Chicaさん引用の詩にはかのジョン・ダウランドが曲をつけて、歌ってるのが、Youtubeを見るとあるよ。
途中まで訳が付いているけど、おいらが訳したのではなさそうだ。訳してみて、更新の材料にするかもしれませんが、あまり、脈絡なさそうだよ。
とにかく、連絡まで。