Chicaは出来る限りの説得を試みた。
キャニオニングとは何ぞや?
要するに、
滝やら川やら水の流れに身を任せてどこまでも流される事を楽しむ。
という、水を嫌う人間や危険を嫌う人間にとっては
罰ゲームでしかないスポーツである。
あれをスポーツと呼ぶ人種自体、信じられん!
と、踝までしか水に浸かりたくない水大っ嫌い生物chicaは
大反対したのである。
家族で出かけた浜辺のバーベキュー兼水遊びでも、
波打ち際30cmから先には決して近づかない、この断固とした意志。
嫌だ厭だ否だイヤダいやだ!嫌なもんは嫌なんや。
しかし、強大な権力には抗えぬのである。
激しい滝の流れには、小舟など木の葉の如し。
濁流に飲み込まれるのみ!
その結果がこれだ。
この流れに、自ら身を投げろと?
なんだ、お前、私にそんな事を強要する権利があると思っているのか?
外野、うるさい!黙れ!早く滑れとか言うんじゃない!
今行くわ。今心の整理つけとるんや。10数えたら
その後30数えて、その後その気になったら10数えるわ!
ぎゃあああああああああああああああああ
どこが、上で、どこが下で、どこが水中で、どこが空中で、どこに行けば私は助かるのか?!
死ぬかと・・・・・・、思った・・・・・・・よ・・・・・・・・・・・。
そんなこんななキャニオニングであった。
一晩経過した時点で、私の白魚のような体は打ち身・擦り傷・心の傷でボロボロである。
具体的に言えば、とりあえず全身筋肉痛であるということだ。
四国の滑床渓谷。
恐ろしい場所である。
しかし、なによりも恐ろしいのは、これを実行しようと決意した事務長と
それに軽く賛同し、驚くべき行動力を示すhiro氏である。
天然っ子怖い。アグレッシブっ子怖い。
超インドア派のchicaにとって試練の夏が終わった。
みんな、お疲れ様。
4 件のコメント:
<ライネケ>
物好きとしか思えん。
大分肌寒くなって来たし、山の水はさぞかし冷たかったろう。
下見に行った私としては、仕事があってよかった。
昨日今日は、外来のお仕事。
とにかく、三度三度の食事のことを考えなくてもよくなった。ありがたいね。
あほやあああああああ。
でもみんな楽しそうでなにより。
ぼくが雨でふてくされている間に、
いろいろ楽しんだのね。
いいなあ。
がま
いいだろう。
お前も人生のシガラミを流したかろう。
しかし、あれは一回でいいわ。
もう一回は無いです。
トライしたい場合は、メンドクサイ我が家に
笑顔でこたえてくれる優しいヒロちゃんに
お願いしたまえ。
彼女の前向きっぷりは凄いぞ。
爪の垢を煎じて呑ませて頂くべきであった。
chica
<ネコパコ>
年寄りの冷や水 し〜ちゃった
あ〜おもしろかった
しこたまぶつけた向こう脛がちと痛むが
自然の中で思いっきりぎゃ〜ぎゃ〜騒ぐ
初期目的が達成できた爽快感にまだ浸っているところです
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