せめてこの火で暖まって下さい
12月初旬に上京したおり、立ち寄ってきた「国境なき医師団」
早稲田の近くにその事務所はありました
月々わずかですが、私が寄付を続けているNPOです
今年 Tの会のクリスマス会の内容に取り上げたいと思い
こどものためのパンフレットを頂いてきました
その中にあった「命のうでわ」が、私の心を放しませんでした
この世界の上で起こっている沢山の理不尽
知っているようで、ほんとは親身では知らない
5才以下のこどもが7秒に一人 飢餓で死んで行く現実に
今更ながら、心が痛みました
事務所を出て、夕闇せまる街をまさしく悄然と歩いていると
ばったりとこの看板に出会いました
毎年K叔父が霊験あらたかと、お守りをわざわざ送ってくれる
穴八幡宮の案内板
へ〜 ここだったんだね
神社のベンチに腰掛けて、しばらくぼんやり風に吹かれました
子ども達に伝えるべきメッセージがふつふつしてきました
パソコンに張り付いて作り上げたパワーポイント…
就学のこと、児童労働の現実
いわゆる先進国が、踏みにじってあさっているかもしれない命
その一端でもいいから、今は幸いなこどもに正しく伝えたい…と
幸いであることをあたり前であると受け取らないように
集まった献金は栄養治療食283食分でした。
皆と同じ時に献金をすませ、昼食を食べながら
自分の財布を覗き込んで、再び 5円玉を二枚
そして最期は残った 1円玉をもう一度全部握りしめて
献金箱に進んで行った、2年生のK君の姿が忘れられません
彼の全財産でした
参加した、こどもの中にきっと小さくても人を思う種が
播かれたことを信じることができました
「イエス様、クリスマスをありがとうございます」
思わず心の中でそのようにつぶやいてしまいました
という風に、今私はとてもリベラルな心持ちでいるのです
3 件のコメント:
最後のところを読みながら、昔暮らしの手帖に藤城誠治?さんの影絵の挿絵で出ていた「クリスマスの鐘」と言うお話を思い出していました。貧しい羊飼いの少年が夏中働いて得たお金を、教会の献金にと差し出した途端、金持ちが積み上げていた金貨にも鳴らなかった教会の鐘が高らかに鳴り響いた、というお話。貧しくとも有り金をはたくその心根がきっと報いられるようでありたいと願います。
<ネコパコ>
keikoさま
コメント有り難うございます
「食べすぎない 持ちすぎない」
その難しさの中で生きている私たちは
本当によく考えて実践しなければ…と思います
<ライネケ>
あの、穴八幡さんのお札はな、ちゃんと貼付けるのに、方向だの何だの、とってもややこしくて、難しいんだ。
「一陽来復」って、それにしても、何で、あんなに「一」の字が太いの?
むか〜し、昔、ライネケがマックを買って、不思議で面白くって、毎日、マックプラスのハガキ大くらいのモニターを眺めていたら、ネコパコの批判的な視線を感じた気がしたけどなあ。
今は北国にいる、幼少の頃、スウハアスウハアと鼻水をすすりながら、他のすべてを忘れて、自分のやっていることに夢中になってうち込んでいた誰かさんの後ろ姿と重なる気がするよ。
ところで、
「リベラルな気持ち」って、どんな気持ちなん?
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