しかし希望に満ち溢れているかというと,そんな保障はどこにもないのだ.
ただお家に帰る道すがら見た朝焼けの雲は美しかった.
がまがえるは空の蒼さに宇宙の深さを見てゾックリしたんだそうな.
途中青葉城址に寄って,ゾックリした場所を丁度逆の方向から見る.
なんという体力の無駄使い,という人もいるかもしれない.
初夏の青葉がむくむくとして,街を飲み込もうとしていた.
「もう人間どもの世界はおしまいであるな.良いことである.」
がまは一人満足して万年床にもぐりこんだ.
万年床から見上げた空も青かった.
geko
4 件のコメント:
<ライネケ>
朝帰りのガマ君、おやすみなさい。
<ネコパコ>
忙中閑あり
感性の磨きはそんな時こそ!かも知れません
それにしても布団はちゃんとあげないと
いつぞやの惨劇の再来となりますよ
梅雨に晴れ間のひととき、楽しんで下さい
空は蒼く、ガマは眠りの淵へ
昼前にようやっと巣穴から這い出した,がまがえるは以下のように述べたらしい.
「おはようございます.万年床というのは比喩です.もう6年も同じ穴倉に棲んでいると,もう巣穴を背負って生きていきたくなります.むしろかたつむりになりたい.ヤドカリでもいい.都合が悪くなったら立て籠もるための蓋は必須だなあ…」
一部関係者の談話によると,がまがえるは甚だ勝手な生き物であるそうだ.
Sorneko
<ライネケ>
甲斐性ができたら、自分の蓋付きの殻を手に入れるのもいいだろう。それまでは、自分の殻に合わせた穴をさがして、借りてやっていくのがいいと思うよ。
土地が100坪以上あって、平屋で、柱の少ない仕切りのない大部屋で、板張りの床で、しっかりした万力付きの作業台があって、隣の家や交通量の多い道から離れていて、海に接しているといいな。
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