2010年5月17日月曜日

月と金星 <ライネケ>

昨日夕方、ネコパコと松山に食事に行き、道後温泉につかりに行った。帰りの道で、ふと西の空を見上げると、細い月がかかっている。その上に、白い点が輝いている。
金星だね。宵の明星。右に光っているのは、東洋レーヨンの煙突の灯だ。

昔、子ども達が京都の生活団に通っていた頃、夕空にかかった細い三日月の下に金星が接近して、涙の雫のように見えたのを覚えているかな。美しくも不思議でもあったよ。

このように、月と金星が大接近することは、年に、ほんの一、二回なんだそうだ。今年は、今回限りだって。

みんな、見たか?

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

みたみた

そして京都の話は覚えがない. sora

匿名 さんのコメント...

<ネコパコ>
賀茂川の近くで見ました
ビルの上にとても美しく…
アラブのどこかの国に三日月と下に付く星の国旗がありますが、全くそのままの形で、びっくりしたものです

年に1〜2回もあった現象とは…
初めて知りました

匿名 さんのコメント...

<ライネケ>
金星は、西洋では美の女神であるギリシャ神話のアフロディティに因んで、そのラテン版のVenus(ウェヌス、英語読みでビーナス)と呼ばれる。中国では太白星というんだそうだ。
日本では、枕草子にも出てくるように、「ゆふづつ」(ゆうづつ)という呼び名があり、私たちには一番美しく響くね。

夕星(ゆうづつ)は、
かがやく朝が(八方に)散らしたものを
みな(もとへ)連れかへす。

羊をかへし、
山羊をかへし、
幼な子をまた 母の手に
連れかへす。

サッポオ 呉茂一訳