ロナのえさ箱とのみ水入れなんだが、
ロナは、妙なことに、入れ替えたばかりのきれいな水道水より、しばらくおいてある溜まり水の方が好きなようなのだ。だから、彼の飲み水入れには何か草花を入れておいてやる。それで、大根の頭を落としたやつを水に挿しておいたら、葉っぱがいつまでも緑色で、水まできれいに見えるものね。ひょっとして、動物と植物とは相性がいいのかな。
あまつさえ、薄紫の花をつけた。可憐なものだね。
こういう草花の緑色や白色、紫色や紅は、全て、原子や分子の組み合わせとその立体的な配列の具合の表現なのだろうね。匂いだってそうなんだろうね。そうしたものを感受して、ひとはきれいだと感じたり、いいにおいだと言ったりする。もちろん、汚いと感じたり、不快と感じたりすることもあるだろう。
原子の配列具合によって発せられる光線を人間が感受すると、人間の脳内の受容体に何らかの化学反応だかなんだかが起こって、それによって、快不快の感情が生じる、というんだろうが、それにしても、季節ごとに萌え出てくる草木の緑を、人間はきれい、美しい、と感じるっていうのも、妙な話だな。不思議というか、何か宿世の縁みたいなものがあって、そう感じられるというのでもなければ、納得出来ないよ。
感情と原子の配列具合なんて、全然、無関係という気がするのにさ。
人間は、長さ、重さ、大きさ、速さ、といった3次元的な表現と時間とでもって、この世界を感覚し、把握し、表現する。あるいは、そういう風に表現し、考えることで、この世界を認識する、あるいは、認識していると思い込んでいる、とライネケは思うんだ。
でも、そういう認識の中に、美醜、好悪、快不快、幸不幸、といった感情が既に内包されている、という風に思える。つまり、存在の認識の中に、感情が含まれる、っていうのも、あながち荒唐無稽じゃないのかもしれない。
とすると、世界を美しい、と見るとか、悲しいものと見るとか、そういう感情こそが世界を創り出す要素の一つである、ということになるのかね。客観的な絶対的な世界なんてなくて、個人的で、主観的な世界こそ、感情の創り出す空想の世界のようでいて、実は唯一の本当の世界なのかもしれない。
ロナ、君には、世界がどんな風に見えているのか? いかにも美しいか?
12 件のコメント:
すくなくとも、青と赤は少なく見えているはず。 Sora
<ライネケ>
あやつの右目と左目では虹彩の色が違うんだけど、片目づつつぶって見ても、一緒なのかね? 医者のくせに分からんのだけど。
ところで、免許証は? 出資者にちゃんと報告しなさいよ。
Reineke
虹彩の色は関係ないでしょう
Haruno
<ライネケ>
やっぱり!
Reineke
ライネケ先生は詩人ですねー。
ロナ君の水入れに1輪の大根の花。
いいですねー。
写真もいいなー。
ロナ君はちゃんと心得たもんで、毎回ポーズもバッチリきめていて!
カメラマンはライネケ先生?
それとも、ネコバコさまかしら?
K
<ライネケ>
K様、
大根をいれたのは、ネコパコです。彼女は、思いつきはいいんだけど、長続きしないっていうか、すぐに放置してしまって、枯らしてしまうんだよ。
写真は折にふれて、ライネケやネコパコが、思いついた時に、ふと撮ってるだけ。もちろん、ブログの事を考えて、撮るってことはほとんどない。
ロナはね、どんな猫も一緒だと思うけど、座る時はあの調子で、長い尾っぽを足もとに巻き付けて、人間を無視するように、ピッとそっぽを向いています。
しゃがんで座る時は両手(前足?)を内に折り曲げて、いわゆる香箱を作って、憩っています。一説によれば、幸せの種を温めているんだそうな。へえ〜。
こういうのは、彼らは親や兄弟がいなくても、誰かに教えられなくても、遺伝子の中にちゃんと猫族の姿勢として、組み込まれているらしい。不思議です。猫は家畜と言えるかどうか知らんが、野生の美しさというのか、気高さというのか、何と言うのか、そんなものがあるね。
私は、ロナにとってはなんだろうね。ドアマンなのか、給餌機なのか、それとも家具の一種に過ぎないのか。父親だと思ってる様子はない。ネコパコはお母さんだと思われてるのかね。それだったら、ちょっとねたましいね。
ロナ、ちょっと、じゃじゃ丸みたいに、「おっかああ」って、おらんでみい?
Reineke
ニャンニャン。
ドアを開けてくれる人は好き。
餌をくれる人も好き。
抱っこされるのは嫌い。
chicaの部屋では只今、haruとshigeが
コタツの虫になってます。
chica
<ライネケ>
早春の日曜日を空しく過ごさないで、美味しいものでも食べさせてやって下さい。
東京なら、立ち食いそばでも、天丼でも、かば焼でも、神田の万世のビッグハンバーグでも、トンカツでも、美味しそうな所が沢山あるでしょうが・・・。
shigeに自分を高めるようなモチベーションが出来ればいいんだけど、無理かな?
さっき、ヒーさんがやって来て、外構の車椅子用スロープやら、駐車場のコンクリート洗い出しやら、外来トイレの扉の変更やら、屋上の射場の引き戸と雨対策やら、いろいろ、注文して、ネコパコ事務長に、しっかり3月1杯での完了を約束させられて帰られました。
貴女の迫力ブログに、皆、退いてしまって、Reinekeなんか、引用が見当はずれだし、かえって、貴女が救われないんじゃないか、というきついお言葉をいただいたり、harunoもsoraninも、オイラがひどく悲観的な人間だという印象を与えたみたいだ。
違うよねえ。貴女には分かっていると思うけど。
Reineke
うははははは!皆ドン退きですな!
いや〜、そこまで退かれるとは思わなかったんだ。
時々、Reineke院長が暗いから、私もいいかなと
思っていたのですが、そりゃ失敬。
でも、私の悲観は父からだと私は思ってるんだけど。
決して、楽観ではないですよね。
でも救われるもなにも、私はずっとこれで
haruもsoraもshigeもたぶん
「なんつー、アンバランスな姉もっちゃったんだろ。俺らが一番不幸だよな」とか思いつつ
仲良くやっていけている(くれてる?)ので、
幸せなんですよね。
肯定してほしい訳じゃなく、私は満足です。
私は仕事だったので、ボーイズは上野で
ウィリアム モリスの作品見てきたみたいです。
ちゃんと、私は誰かが来たら美味しいお店に
ご招待してますよ。
いつか、御所内を二人で歩いたように(四月大会で来たときに歩いたでしょう?)
東京も歩きましょう。
chica
<ネコパコ>
ジャジャ丸ってみんな分かる?
昔のNHKの幼児番組の三人組。
ピッコロというお茶目なペンギンの女の子と、ポロリというちょっと小心者のネズミと、捨て猫のやんちゃジャジャ丸のお話。
ジャジャ丸はギターを三味線代わりにして「母恋い岬」を歌うのです。最後に「おっかあ〜」とまぶたの母に呼びかけるという落ち。
これってほんとに幼児番組?か?
なぜかライネケのお気に入り。
ライネケは2月3月は、沈丁花の花の香りに憂鬱気分を募らせて、毎年軽い鬱になります。
察するところ、トラウマですな…
ジャジャ丸って
イリオモテヤマネコだって
知ってた?
これ本当!!!!!!
chica
<ライネケ>
じゃ、ジャジャ丸がイリオモテヤマネコ?
う、うっそおおおお〜っ!
あんなの、ただのデブの野良猫じゃないか?
もちろん、西表島にも野良猫はいるだろうから、西表出身の野良猫というのなら分かるけど。
ところでPCは治ったのかね? harunoがちょいちょいといじったら、目覚めちゃったとか?
今回の暗号(下の)はopaticatだって。
Reineke
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