2016年7月10日日曜日

仙人掌姉 がむばる

きっかけはこれだった。
こう成りたいなんて大それた考えではなくて、
このスカートが履きたいと思ったわけです。

で、苦節2か月からのさらに5か月
                           どりゃあぁぁぁぁぁ
                         うおりゃぁぁぁぁあ !
                      はぁはぁハアはぁ ひいひイひい
あとちょっとなんじゃぁぁぁぁぁ!

そう、あと5キロ。
5キロで第一目標達成なのです。
体重を落とすって大変だねっておはなし。
あと5キロ、がんばる。

2016年6月1日水曜日

生き延びて、花開き、実を結ぶ   <ライネケ院長>

当院の裏駐車場の入り口には、来院者にとっては、実に邪魔っけな位置に、ジューンベリーの株が植わっている。

開院は10年前だから、このジューンベリーも10歳を超えたわけだ。最初の3、4年間は、後退する患者の車に何度も押し倒され、根から浮いてしまったのを、その都度、もとの通り、押し立ててやって、一時は完全に弱ってしまった。何度、もう駄目か、と思ったことか。

それで、周囲に、海で拾って来た竹で囲いを作ってやった。囲いの一カ所は長い竹を使い、運転手に見え易いように、小さな旗をつけてやった。これで、車に踏み倒されそうになる被害がずいぶん減った。


それで安心したのか、とうとう10年間を生き延びて、根も深くなったらしく、今年はずいぶん沢山花が咲いた。


今までも花が咲いたあと、結実するのだが、年ごとに花が増えて、今年は、5月の末、赤紫の丸い実を沢山つけた。本来、6月に結実するのでジューンベリーというのだが、これ以上待っていると、鳥に食べられてしまう。昨年は、たった一晩で突如として全部消えてしまって、悔しい思いをした。



今年こそは鳥にとられる前に収穫しなくては。
これはその一部。




赤紫が美しい。


ネコパコがジャムにしてくれた。
ジューンベリーの手作りジャム。
ちょっと癖があるけど、10年目の味だ。


ありがとう、ネコパコさん。



2016年5月2日月曜日

お山の向こうに何がある  仙人掌姉

仙人掌姉がマイルを使って帰ってきたよ。
マイルってなんのこと?
いざ参る?
 良いお天気で気分もいいので、事務長とお出掛けしました。
 1300mを足で登ると3時間かかるんだってさ。
だけど、これに乗ればぐーーーんと簡単。
安全のため、手すりにおつかまりください。身を乗り出すと大変危険です。
 嘘です。座れるのに乗りました。
 手前の濃いピンク色がミツバツツジ。奥の薄い桃色がアケボノツツジ。
 西日本最高峰の石鎚山に来たんだよ。
あそこまでは、行けないね。
法螺貝吹き鳴らしながら、鎖登りなんて無理無理無理。
それでも、しっかり歩いて手前のお宮にはお参りしました。
 フジの花の甘い香りを胸いっぱい吸い込んで、幸せ。
甘いもの食べて、いっそう幸せ。

海から吹く風  5月1日

風を待とうか。
いつだって自分だけに良いようには吹かないけれど、
いつか高く昇っていけると知っていればつらくないよ。
大丈夫だよ。街の外れの煙突の煙を見てごらん。
隣町の家々の屋根に向かって白く消えていくね。
風向きがよめるようになれば、あとは乗るだけだから。
何だっていいから、君の信じるものだけは
ポケットに入れて無くさないようにしておきなよ。
それが君を支えてくれるはずだ。
そう、この凧を繋ぐ糸のように、細くて長くて強い。
不安になったっていいよ。振り返ってごらん、ここにいるから。
笑って手を振ってあげるよ。
そうしたら、君はまた風に乗れるだろう。
風にのった君のもとへ何が届くだろう。
もうすぐ降り出す雨の香り、流行の歌、忘れていた謎々の答。
君の笑い声が私のところへも響いてくるだろう。


さあ、出かけよう。今日も昨日も明後日も。
そしてよくおやすみ。



2016年3月23日水曜日

旅立ち   <ライネケ>

3月は旅立ちの季節だ。


今日、平成28年3月21日は、Shige、Snow、あるいは末っ子くんの自由学園最高学部の卒業式の日なのだ。末っ子くんが学生としてこの校門を通るのも今日が最後になってしまう。彼自身は、そんな感慨をいだくのだろうか。ひょっとして、それは数十年後のことかもしれない。

卒業式は不思議な出来事だ。


卒業生が入場して来る。入場口から入って来た末っ子くんが見えるかい。


着席した末っ子くん。


名を呼ばれて立ち上がる末っ子くん。いい姿勢だ。



晴れて卒業証書をもらって壇上に立つ。男子三日会わざれば、というが、いつの間にか、いい面構えになった。本当にそう思うよ。


卒業式のあと、女子部の生徒さんたちが作ってくれたケーキとジュースをいただきながら、先生方や他の父兄と言葉を交わす。生徒たちが自分たちで心を込めて、手作りする。ずっと頑張って来た成果で、完成度は相当高いと思う。伝統を感じる。これを失いたくない。


お世話になった先生方や級友、父兄の間に見え隠れする末っ子くんの顔を見つめる。歳月が、あっという間に過ぎ去って行った。すべてはこれからなのだ。



末っ子くんの、細いけど、こんなに和らいだ目元を、ずいぶん長い間見なかったような気がする。一方、私の口はへの字で目つきが険しいのは何故なのだろうね。二人ともこんなに年とってしまった。

先に卒業した友人のKくんも来て祝ってくれた。いい友達を持ててよかった。自由学園での友は一生の宝になるだろう。Kくん、ありがとう。


こうして、私達の卒業式は終わり、学園の門をあとにした。


再び私がここに来ることはないかもしれない、という思いを噛みしめ、来た路を帰る。


サッカーグラウンドの前のフェンスにつかまって、彼方のゴールを見遥かす。


グラウンドの向いの空き地には、春の足音がする。


ふたたび校門を振り返って見る。
中等部1年生の秋のつらかった日のことを思い出す。


振り返れば、あの日の坊主頭の末っ子くんが、まだ手を振っているのが見える気がする。


いよいよ、お別れだ。「学園通り」の矢印看板で、曲がり角だ。
少年はまだ手を振っていた。



卒業おめでとう。
さらば、自由学園。


末っ子くんが自由学園に入学したのは、今から11年前のことだった。以来、中等部3年間、高等部3年間、ギャップイヤーを含めて最高学部5年間を、この学園で過ごしたのだった。入学時はまだ少年だった彼が、いつの間にか、青年になっていた。東天寮の前で私達を見送ってくれ、私達二人に、いつまでもいつまでも、本当にいつまでも、手を振り続けた坊主頭の彼が、まだ校門の前に立って、手を振っている気がする。

帰って来た松前の西の空に、夕闇が迫って来た。思い起こすことは多いが、もう止そう。

私達も何度目かの卒業をするのだ。
そして、君とも、今度こそ、お別れだ。

最後にもう一度呼ばせてほしい。ごきげんよう。末っ子くん。
君の前途に幸あれ。


2016年3月5日土曜日

熱海へおでかけ 事務長と仙人掌姉

事務長が東の都へ長期お泊りにきたのですが、
仙人掌姉の部屋は書籍と埃と不思議な生き物しかない謎の部屋なので
ちょっとお出掛けすることにしました。

以前から新幹線で移動する度に、気になっていた熱海。
トンネルとトンネルの間に、一瞬見える海が見える街に興味があったのです。

岩肌にフジツボがくっつくように、海から見ると山の斜面に建物がひしめき合う街は
うんざりするような坂道だらけで、膝の調子が心配な事務長と
努力することが一番嫌いな仙人掌姉には、不向きな地形でしたが
お天気は良かったので、気持ちの良い日でした。
小さい温泉街で、いつもの如く仙人掌姉が見たい植物園に遊びに行って
あとは何かしら美味しいもの食べて、温泉入ってぐっすり眠れれば
それで良いよね。
泊まったホテルは部屋もお風呂も水平線が広く見えるオーシャンビューで
夕焼けと朝日が綺麗に見えて気持ちがよかったです。
来宮神社の大楠。
「金色夜叉」で有名な「お宮の松」。

春ももう近いですね。