2009年12月5日土曜日

召集令状 <ライネケ院長>

とうとう年末が近くなった。
するべきことは山ほどありそうだが,やる気は全く出ない。

ストーブの傍でうつらうつらしていると,何もする気が起こらん。

振り返ってみれば,一年は夢のごとくであった。

広くなったおでこ,近くも遠くも見えなくなって来た目、視覚のみならず,視野狭窄になって来た頭脳、仕方のないことはいくらでもある。

夕闇が迫り、西の空の美しさが心に沁みる時、うっとりと過ごして来た楽しい日々が、残りすくなりつつあることを感じる。
         世の中を
         何にたとへん
         あさびらき
         漕ぎ往にし舟の
         跡なきがごと
             万葉集 351

ところで、今夜のおかずは何かな? ネコパコさん。

やっぱり、牡蠣はカキフライだよ。レモンをしぼりかけて、昔ながらのいかり印のウースターソースをかけて食べるのがおいしい。

「檄文」
諸君、正月二日は善通寺にライネコ家一同勢揃いでお詣りして、夕方、善通寺市内の牡蠣料理屋「かき徳」で、カキフライ、牡蠣の酒蒸し、牡蠣飯を食べることにする。今のうちにするべきことは片付けて、気分良く、顔を合わせよう。

ライネケは、ガレージと射場の片付けをすることにする。CBの車検の準備もしなければ。

楽しみだね。

2009年12月3日木曜日

徒然雑草 chica

もう12月ですねえ。
いかがお過ごしでしょうか?
もう!もう!1年終わっちゃうよ!!!


なんだか、焦りばっかで、そりゃ
目も血走るって話ですよ!
眉毛太くなるって話ですよ!
顔も緑になるって話ですよ!

サンタクロースは来ないし
きっと君は来ないし、(誰が?)
来年は来るし!

まあ、とりあえず皆さん
師走に走って転けないようにお気をつけ下さいませ。

     chica

2009年11月12日木曜日

ペソのこと <ライネケ>


ペソがうちに来て,かなり過ぎた。彼もこちらも大分くたびれて来たね。

ペソは、ホンダの原付スクーターだ。就職活動をろくにしなかったChicaは大学を卒業したけど、行くところがなくて,とにかく,植栽関係ということで,京都の日本庭園専門の庭師の所に丁稚入りした。

バスで通うのは不便で,あまり可哀想だっていうので,ライネケ父さんが彼女の所に様子うかがいに行ったついでに,滋賀のバイク屋で買ったんだったね。整備して,保険をつけて,12万円あまりだった。たしか,全額は出してやらなかった
ね。


ペソと後ろに見えるのはロナ

とにかく,あまり器用とはいえないChicaでも乗れるということが最優先条件だ。それなら,ホンダのスーパーカブだよって言ったら,あれはイヤだ,チェンジペダルの無いのがいいのだ,と言う。それで,滋賀の方まで探しに行って,デザイン優先でこれに決めたわけだ。ちょっと昔のラビットに似ていて,かわいいでしょ。

早速、彼女は,このスクーターに愛称をつけた。「ペソ」だって。なんで「ペソ」なのか分からないが,彼女はあっという間に,こういう風な愛称をつけるのだ。「ロナ」だってそうだ。この大胆さは、彼女のちょっと意外な特質だ。

あの頃のChicaは大変だったと思うね。劣悪な生活環境の中で,早起きと若い女の子には余り似合わしくない汚れ仕事と重労働。偉そうにするわりには,ちっとも尊敬出来ない親方のもとで,自分の未来の展望がまるで見えて来ない毎日。

Chicaさんは、きっと、そういう辛い状況の中で,自分の味方になって働いてくれるこの可愛いスクーターに,妙にひょうきんな愛称をつけてやることで,自分を慰めたのかもしれない,と思う。

めそめそするな,ペソよ,走れ。

働くこと一年間。この一年間の経験は今も役立っていることだろう。あの時を思いおこせば,大抵の事は我慢出来る,切り抜けられると思いたい。

なんと,Chicaさんは一転して,ちっちゃな植物園で働くことになった。なにごとも無駄にはならないもんだ。

それで,引っ越し先には連れて行ってもらえなかったペソは,愛媛に送られて来て,キツネコ家の一員になったわけだ。

ペソは,オートバイの好きなライネケの所有になり,医院の再開を待つ間は砥部の運動公園に行ったり,開業してからは,ライネケの往診の足になったり,時には,松山まで講演会のお供をしたり、ろくに手入れもされないまま,文句もいわず働いて来た。最近やっと2サイクルオイルを、多分4年ぶりに,補充しただけだ。

春の菜の花畑の前で幸せそうなペソ

さて,ある日,何かのはずみで思ったんだ。ところで,原付スクーターって、原動機付きとはいえ,自転車みたいなもんだから,自賠責なんて要らないよねえ。

自賠責,つまり自動車賠償責任保険っていうのは,自動車で走っていて事故を起こして,人を傷つけたら,最低額の保証ができるために、日本国内のどんな自動車にも,国により強制的に加入させられている保険の事だ。

原付と自賠責で、Googleで調べてみたら・・・。エエエッッ!! 要るじゃないか。もし,入ってなくて,走っていて捕まったら,

お,お,おっかねえ!!

と、と,ところで,ペソは自賠責に入ってたっけ。そりゃ,Chicaさんが買った時に入ってたはずだよね。でも,あれ以来,自賠責なんて考えたこともなかったぜ。

早速,ガレージのペソのもとに走って行って,見ると,・・・・。


やややや!駄目じゃん。もう切れてるじゃないか。おいおい。
そういえば,Chicaさんから送られて来たペソを松前町役場に乗って行って,名義変更して新しいナンバープレートをもらった時,町役場の駐車場で,ナンバーから,あと1年残っていた自賠責のステッカーを剥がして,新しい松前町ナンバープレートに貼り換えたんだったよ。


昨日,近くの自転車屋さんに行って,ペソの自賠責保険2年分を払い込みに行き,ステッカーをもらった。8790円だった。これで二年間安心して乗れるわけだ。二年後,忘れず更新しなくてはね。

久しぶりに,ナンバープレートをきれいに拭き上げ,平成23年11月まで有効の新しいステッカーを貼った。これで,お巡りさんの前でもびくびくしないで済む。

お巡りさん,ご苦労様。何か、僕に御用ですか?

最近、始動性が悪かったり,アイドリングが妙に高くなったりしていたので,ついでに,サイドカバーを外して,キャブレターを外して,分解掃除した。これで調子もよくなった。

ペソ,Chicaさんの足になり,ご苦労だったね。ライネケとも,もうしばらく付き合うことになりそうだな。がんばんなさいね。

諸君,くれぐれも、自賠責を忘れないようにしなさい。

2009年10月30日金曜日

ネコパコ事務室だより 6


久方ぶりにアップします

今頃の季節が来ると何となく思い出されるのは
我が学び舎のステンドグラス
ねずみのフレデリック
晩秋の山歩きにみた照り葉の輝き
ア〜ッ…しみじみ…

魂を温めてくれる光に惹かれるのでしょう
そこでもっと積極的に楽しむことにしました
最近の私の秋の夜長の手すさびから紹介します

トランスパラントペーパーを使ったクラフト
これは西洋カイトのためのカラー硫酸紙?
張りがあって扱いやすいものです
日本には無くオランダ製
次は薄葉紙を使ったローズ.ウインドウ
どちらも折ったり切ったり、貼ったり結構手間がかかりますが
時間を忘れて没頭してしまいます
光にかざした時の喜びはひとしおです
きっとライネケ院長は、その没頭ぶりに
呆れ返っていることでしょう

Jet lag syndrome

Sora

先週,アメリカに行って一週間 「異文化交流」 してきました.
それで,帰ってきたら時差呆けになり,急遽「超」朝型に変身.
(アメリカとの時差は10時間と少し.この時期,サマータイムの影響もあり,呆けは大抵,深夜目が覚める形で現われます.)

ついで,来週の学会発表に向けて発表資料作りのために徹夜をしたら,もう完全に何がなんだか分からない状態になってしまった…

今日も朝3時過ぎに目が覚め,寝られないので,海まで自転車で出かけました.
日の出頃には海岸についたので,朝ごはんを食べつつ朝日を待ちます.

今日は快晴です.早起きもたまにはいいもんだ.…間違ってますか?
さあ,講義に出かけるとするか.

                                               geko

2009年10月28日水曜日

徒然雑草 chica

ここんとこの日々を少し。
家から徒歩5分の美術館でやってた、「ヴェルナー パントン展」に行って来た。
家具とかテキスタイルとか総合してデザインした建築家です。
住みたいかどうかは別にして、刺激的でした。
ポストカードは、部屋の写真。
波打つ床と天井はクッションになってて、ゴロニャンできます。
波の膨らみがちょうど腰にあって快適。
脳みそ良い感じに高野豆腐化したよ。
コンパクトデジカメ買った。
一眼好きなんだが、鞄に入れっぱなしに出来ないので。
リコーのCX2という機種なんですが、なんと!
マクロ1㎝まで近づけるんです。
これが面白い。一眼でもマクロレンズ必要だもんね。
でも、高かった。4万8千円はなかなか。。。。。
電気屋で粘って3万9800円まで落としました。
最後の泣きの一声は
「これ買ったら、振りかけご飯しか食べられないから
 せめて生卵つけさせて!!!!!」

これに泣いてくれたのかどうかは分からんが
安くなったので良しとしました。

振りかけご飯と卵焼きにみそ汁とサラダとハムもちゃんと
食べられる  chica

2009年10月20日火曜日

東京 <ライネケ>

10月9日(金)から12日(月)まで、東京に行って来た。

*******************************************************
10/09(金)
午後から休診にして、夕方、事務長と松山空港に向かった。カブリオは空港駐車場でお泊まり。1時間で羽田に。池袋のホテルへ。食事のため、外出したが、夜遅くまで、人ごみが続く。

--------------------------------------------------------------------------

Shigeはどこ? あれか?

10/10(土)
ひばりケ丘の自由学園に。大芝生を見渡す右端中段に陣取る。終始、Shigeがどこにいるか確信が持てないまま終わる。5年前小学生だった彼が、高等部2年生なのだ。ライネケは初めて体操会を参観した。学びの場として、素晴らしい環境だな。
なあ、Shigeはどこ?

Shigeはどこよ? まだ分からん。

4時ころは、学園を引き上げ、ひとり渋谷に向かう。岡本太郎の「太陽の神話」の前で、40年前の予備校時代の友だちと会い、昼食を共にする。彼と会うのもこれが最後かな。

ネコパコと「太陽の神話」の前で

彼と別れて、夜8時頃、有楽町で、ネコパコと落ち合う。キツネコ家の税務について、東京の専門の税理士さんと話し合うためだが、有楽町のど真ん中の高層ビルの中にその事務所はあった。日本の中心地の中でも、その本当に中心地だね。

その夜は、新宿泊まり。夜遅くなって、東京都庁の前を通って、新宿のホテルに向かう。例のオリンピック招致のキャンペーンのための馬鹿でかい看板を、外していた。その前で、ホームレスのとっつぁんが猫に餌をやっていた。


--------------------------------------------------------------------------
10月11日(日)
朝、ChicaとChicaのアパートに泊めてもらっていたShigeと会い、豊島区にある熊谷守一美術館に行く。その後、バスに乗って青山のあたりを走り、Chicaのおごりで、列に並んで、ガレット屋さんで昼食。何だかえらく微妙なものを食べた。クレープとどう違うんだ?暑い一日だった。


夜、Chicaのアパートから歩いて、新国立劇場の近くのタイ・インド料理の店で夕食。ShigeはまたChicaに任せて、ネコパコと都庁の前を通って、新宿のホテルに帰る。明日から、Chicaはまた仕事。つらいこともあるだろうけど、自分を高めるよう努めて欲しい。元気でやりなさいよ。

--------------------------------------------------------------------------
10月12日(月)
朝、Chicaのアパートからやって来たShigeがホテルまでやって来た。ネコパコとShigeと3人で神田の古書店街を歩くことに。お茶の水から神田にかけては、大学が多く、学生も多い。ライネケは、Shigeが将来、学生街を歩いたりするかもしれないし、いろいろなことに興味が起きて、書物を探したり、書物や書店の持つある種の雰囲気を味あうことになるかもしれないから、と思って、帰路につく前の限られた時間のうちに、少しでも多くを見せておこうと思って、せかせか歩き回った。


あとをついて忙しく歩かされた二人は、きっと、父親は、昔の思い出に駆られて、昔歩いた街を彷徨っている、と思っただろうね。あせらしく歩き回る父親の後ろ姿を、いつか思い出す日が来るだろう。おいらは、通りの向かいの、柏水堂でコーヒーでも飲んでいたかったんだけどね。最近火事を起こしたけど、まだやってるみたいだな。
柏水堂のレシート なつかしいね

お茶の水まで駿河台の坂を上がって行ったりして、昼が過ぎてしまい、神田駅に着いたのが、午後2時前。「焼き肉の万世」でハンバーグを食べる。通俗だけど、こんなものが少年時代はうまいんだ、というのが、40年前の経験かな。

神田駅で、Shigeともお別れだ。頑張るんだよ、Shige。Chicaお姉ちゃんもいる。皆、遠くから見ているぞ。君は独りじゃない。

羽田空港のおもちゃ屋さんの前に陳列してあった自動車のおもちゃ

4時過ぎ、松山行の日航機に搭乗。随分長い間の東京滞在だった。40年ぶりの友との再会もしたし。ライネケの青春時代は、往時茫茫、遥か彼方に去ってしまった。次は彼らの番だな。

--------------------------------------------------------------------------
Chicaも藤沢時代、京都時代と大変だったね。今や我家で一番の実務家に見えるよ。頼れる気がする。Shigeはとうとう、乗り切ったようだね。本当につらかったろう。心底から、えらいと思うよ。これからも、いろいろな試練が待ち受けているだろう。その度に、あの難局を乗り切ったのだから、今度の困難も乗り越えられるはずだ、と思える人に、幸あれ。