2015年1月30日金曜日

ねこと炬燵

うちのねこ達は寒さに弱い。


このところ、寒いからねえ。


おや、この大きな袋は何かな?
それも二袋も。


のぞいて見ると、炭だ。


こっちも。
なかなか、立派な炭だよ。
中山の山のてっぺんで、90歳のおじいさんが焼いたんだという。
炭焼きをする人はどんどん減っているらしい。


クヌギの炭だそうだ。黒炭というらしい。
カシ類を焼いて作る炭もあって、白炭というんだが、その上質のものが、いわゆる「備長炭」というやつだ。焼いて火持ちが良く、煙が出ず、においが出ない。

黒炭も皮がきれいに残ったままで、放射状に亀裂が整っていると、上物は「菊炭」といって、茶道では重宝されるのだそうだ。少しにおいがするが悪いにおいではない。
で、今回のこの炭は、そこまできれいじゃないけど、うちのねこ達の足と心を温めるのには十分、というわけだ。


 火鉢を用意して、灯油ストーブで着火する。


ほら、こんなに真っ赤に燃えている。
なかなかいいじゃないか。
燃えているものを見ているのは好きだよ。
心が落ち着く。


うちのゴロタは幸せだねえ。









2015年1月18日日曜日

なかやまフラワーハウス <ライネケとネコパコ>

曇りがちの風の強い一日だった昨日とはうって変わって、今日は素晴らしい晴れの日曜日だった。あまり寒くもなく、ライネケとネコパコは、伊予市を南に抜けて、犬寄峠を越えて、中山町に向かった。中山町のさらに南は内子だ。

中山は伊予市に合併された山あいの町で栗の産地だ。夏になったら、カブトムシやクワガタがたくさん捕れる。とにかく、名前の通り、山また山の町だ。山以外に何があるのだろう、と思っていたら、どういうわけか、国道56号線に、「植物園」の看板があった。去年年末、Chicaさんも乗っけて内子に行った時に立ち寄ったのだが、休館日だった。今日は開いてるかしらん。

「なかやまフラワーハウス」

開いていた。入場料無料なのだ。


中はこんな具合で、今のような寒い季節でも、中は空調が利いていて、例のごとく、重武装して来た、寒さ嫌いのライネケは、大汗をかいてしまった。


 熱帯植物だらけの巨大温室だ。



伊予市から山を二つも三つも越えて来なければならない山の中だ。
栗とカブトムシと炭とだけでは、集客はむずかしい。
この施設も、町おこし、村おこしの一環なのだろうが、誰が思いついたのやら。
現代人は経済活動なくして生きられないらしいのだが、誰もいない自然こそが一番豊かで美しいというのも皮肉だな。

入場無料でも、誰もいない。と思ったら、館長さんがいた。

人に見てもらうために行きているわけではないの植物どもにとっては、この閑散は幸いなのだろうか。しかし、これだけのものを維持管理運営して行くのは並大抵ではない筈だ。営業努力の一つなのだろう、値札のついた多肉植物の小さな鉢が沢山置いてある。

それにしても、なんと不思議な形をしているものだな。


これはパパイヤ? 食べたことないや。


昔読んだ、ジュールヴェルヌの「月世界旅行」の挿絵にあったみたいなオバケぜんまい。

何が悲しゅうて、お前は、そんなに巻くのかい?

 この花って、一昨年、台北で見たような気がする。


こいつはなんだっけ。食べて見たいもんだ。
なにがしかの株式みたいな協力金だかを払っておけば、うまく実ったあかつきには、こいつが自分の物になるらしいんだと。


このあと、内子のお隣の五十崎に行き、小田川の河原で、ネコパコが凧ゲリラをした。
一生懸命走っているネコパコ。凧がどこにあるか、分かるかな?
無邪気なのはいいことだ。

2015年1月2日金曜日

2015年元日

昨日がどれだけ寒かったか、というおはなし。







がくがくぶるぶる

がま

2015年1月1日木曜日

2015年 賀正


紳士淑女の皆様、あけましておめでとうございます。
この画像を横向きにアップしたかったのですが、
新年早々、思ったようになりません。
人生も猫生もそんなものです。


なんだか慌ただしいと思っていたら、
寝てるのか起きてるのかよく分からないお兄ちゃんと
ぼくを寝ても覚めても可愛いと褒めてくれる賢いお姉ちゃんが
赤いスカラベみたいな車に乗って遊びにきました。
二人は色々食べて、「帰りたくない帰りたくない帰りたくない」と
呟きながら大きい橋を渡って帰っていきました。
入れ替わりで帰って来たもう一人のお兄ちゃんは、
相変わらず、ガマ蝦蟇していました。
最近、お絵かきをさぼっていますね。
みんな楽しみにしているから、日記を書けばいいと思うの。

夏に来た大きいお姉ちゃんも来ました。
お母さんからもっと小さくなりなさいと言われているようですが、
まだ小さくなれていないようです。
小さくなれないし、爆破したい奴が周りにいっぱいだし
ぼくみたいに一緒に棲んでご飯を一緒に食べたりする人も居ないし、
可哀そうです。
この日記を見て、お姉ちゃんの行く末を心配してくれる人がいらっしゃったら
お母さんかお父さんに連絡をお願いします。
お姉ちゃん曰く
「白アリを飼うような気分をお楽しみ頂けますので食潰す先をぜひご紹介下さい」
とのことです。

さて、人間界では大事な行事らしいお正月ですが、
1月1日にみんなが何をしていたかというと、
すごくすごく寒い雪が吹き荒れる中、車に乗ってお出かけ。


温泉にでも行くのかと思ったら、ぶるぶる震えながら、みんなで
苔を見に行ってきたんだってさ。

・・・・・・・・・・・、馬鹿じゃないの?

31日に暇を持て余したお父さんとお母さんとお姉ちゃんでお出かけした先で
訳の分からない山道をふらふら彷徨った挙句たどり着いた水車小屋に
お姉ちゃん謂う処の「苔のユートピア」が小屋の屋根に広がっていたんだってさ。
カメラを持っていなかったお姉ちゃんが頭を掻き毟って地団太踏みながら
写真が撮れないことを悔しがったもんだから
お年始早々、もう一回山道をクネクネ走っていって
寒さにひいひい言いながら、写真を撮ってきたんだって。

まぁ、満足したならよかったね。

こうやって見てみると苔って綺麗だね。
吹雪かれたかいもあったのかね。

そんな訳で、2015年っていうのが始まったようです。
今年もみんな元気で過ごせるといいね。
あと、もう一人のお兄ちゃんも早くぼくをモミモミちゅっちゅしに
遊びにきてくれるといいな。
お兄ちゃん、遠い国のお話を楽しみにしているので
日記を早く書いて下さい。

では、ぼくは仕事に戻ります。おやすみなさい。