2012年1月26日木曜日

ネコパコ事務室だより

記録的な厳しい寒さが続きます

Cさんの国家資格取得目前の狂気錯乱寸前のめでたいご報告や、あのカブリオが再びエンジン音を響かせて帰って来た話などちょっぴり暖かい話題もありますが、とんと音沙汰のない自動車免許失効寸前のS君 遠路持参したアラジンの魔法のランプのお陰でか その後の消息が途絶えたH君 はたまたやっと念願のベッドもどきで床上10cm地帯でせんべい布団にくるまっているであろうSs君 皆さんその後お変わりないいですか

こちら今週はことのほか暇です
お陰でサザエを油断させて生け締めにしてみたり、羊毛フェルトで遊ぶ余裕もあります

秋の忙しさの後遺症の五十肩はまだ居座っていますが 寒さにめげず今週末はこりもせず連凧揚げの会の手伝いをしてきます
巷ではインフルエンザが大流行の兆し
うがい手洗いを励行し どうぞお身体を大切になさって下さい




P.S  大きさと安さに引かれて買ってしまいましたがサザエは夏が旬だとか
  冬でも美味しかったけどね 刺身はやっぱり夏のムードですね
  つぼ焼きの方が口に合いました



2012年1月25日水曜日

結果報告

紳士淑女諸君、本日1月25日午後13時をもって
Chica・炬燵蟲・ウサギ病の一年に渡る苦行が
全て終了したことを、成績と共に報告したい。

Chica以下略が、前世紀最後の
「努力を避けて通ろうとする」生物であることは
諸君もご存知の通りであるが、それと同時に
この生物が今世紀最初の
「プライドと自意識と屁理屈に練乳をかけて砂糖をかけたものを主食とする」
生物であることも、ご理解頂きたい。

それでは、この生物が通って来た苦行の成果を報告しよう。
科目、レポート必要文字数、単位、成績の順に表記する。

博物館学1     4400字     2単位        A80
博物館学2  ①文字数無制限            A88
      ②文字数無制限 ①②合わせて4単位  A80 
教育学概論    3400字     1単位       B75
生涯学習概論   3600字    1単位       A85
視聴覚メディア論 4800字  1単位       C63
形と文化の案内  ①文字数無制限 
         ②4400字   ①②合わせて4単位  A84
美術史基礎  61200字     4単位       A81
博物館実習    7日間                 90

以上である。
この苦行を達成するにあたり、
様々な屁理屈をこねにこね、苦行シラバスを曲解し
提出するために、ありとあらゆる手段を講じたことは
諸君の想像にお任せする。
はっきり言っておく。
奴は、汚い手を最終手段を行使しまくった。

しかし、終わったものは終わったのだ。
カラスが鳴くから帰るのだ。
パンが無いならお菓子を食べるのみだ。
誰が何と言おうと、この生物は開き直りしかしない。

そういう生物である。
諸君が一番ご存知である。

3月には、国家認定で授与される証書を遂に手中に収めるため
西の旧首都へ赴く予定である。
時間・予定・相手の心情に関わらず、この生物に関わった者たちの
携帯式無線電話には、証書と共にほくそ笑む奴の全貌が
送りつけられる事だろうが、どうか、生暖く見守ってやって欲しい。

最後になるが、Chica・炬燵蟲・ウサギ病に代わって
今回のこの苦行を見守り、温かい言葉、激励、応援物資、代筆、優しい眼差しを
提供してくれた全ての方々に深く御礼申し上げる。

ありがとんびございまんぐーす。

さらば。



2012年1月14日土曜日

ネコパコ事務長だより

今日はいい日だった…
確かに途中までは…
どれくらい良い日だったかを まず書いてみよう
穏やかな海辺は静かに風が吹いていた
凧揚げにはもってこい
凧はスルスルと苦もなく天に向かって昇って行く
あっという間に50mの糸が繰り出された! 
もちろん新記録
寒すぎもせず 持参した弁当がおいしい
今日は良い日だ! 実に良い日だ
穏やかに吹く風は途切れることもなく
椅子の足にくくりつけたままの凧は一人遊んでいてくれる
子どもは、すべからくこうであってほしい願いが凧にまで通じた
ところが往々にしてハプニングはこういう時に起こるものらしい
好事魔多しとはよく言ったものである
「どうしたカブリオ!! しっかりするんだ28歳」
願いも虚しくカブリオは運搬車に乗せられ…
夕闇迫る塩屋の浜で凧に見送られながら 修理工場に運ばれることになったのである
今日は 凧的には糸の繰り出し長さ 滞空時間ともに新記録の一日だった

2012年1月11日水曜日

年が明けて <ライネケ院長>

今、医者にあるまじき、真っ黒の爪をした指で、キーボードを叩いている。風呂に入っても、泥まじりのオイルがとれないんだ。

今日午後、朝の外来の終わったあと、昼食もそこそこに、松山市の陸運事務局の車検場に行き、CB400Four(1976)の車検を受けて来た。

12月の末、29日の冬休みの開始から、1月3日まで、ずっと整備していた。まず、フロントディスクブレーキのマスターシリンダー、錆びて虫食いになっていたキャリパーピストンとシールを交換し、ヘドロのようなブレーキフルードを交換した。少なくとも10年以上も交換していないディスクパッドも交換した。


エア抜きをしようとすると、アルミのキャリパーにねじ込まれていた鉄製のブリーダーバルブが錆びて固着しており、どうしても抜けず、キャリパー自体を新品に交換せねばならないという苦境に追い込まれた。焦って発注し、それが宅急便で届いたその直前、ガスバーナーでキャリパーをあぶって、バイスプライヤーでつかんでまわすという強引なやり方で、抜けた。新品キャリパーはお蔵入りとなり、15000円は無駄遣いになった。


上が古い前後輪、
下が、オークションで買っておいた中古のきれいなリム
最大の案件は、前後のホイールとスポークが恐ろしいような錆だらけで、ずっと以前から何とかしたいと思っていた。三年前、中古で小ましな鉄リムと中古スポークをオークションで安く買ったのだが、面倒くさくて放置していた。ついに今回、思い切って、前後輪を外し、タイヤを抜き、リムとスポークとハブを分解し、アルミのハブを真鍮ブラシで磨いた。

フウフウハアハア、いつもの調子で、熱心に取り組むGama君
年末年始にかけては、ずっと、初めてのスポーク組みと、締め込み、リムの振れとりにかかり切りだった。鈴鹿から帰って来ていたGama君も手伝ってくれた。振れ取り台には脚立を使った。こんなもんだろうという、適当な所で切り上げたが、こだわればまだ終わってなかったかもしれない。

上がつるつるの古いタイヤ
下が、三年前に買っておいた新品チューブレスタイヤ
さて、組み上がったホイールに、これまた新品といっても三年も前に買っておいたタイヤを組み込もうではないか。武器は、二本のタイヤレバーと大型ドライバーだけだ。スポークホイールなので、本来、チューブタイヤなのだが、最近はチューブレスタイヤを流用せざるを得ない。チューブレスタイヤの耳が固くて、固くて、前輪は何とか入ったけれど、後輪が極めて頑強に抵抗し、手こずった。吹きさらしの寒いガレージで、大汗を流して、ああやったり、こうやったりと、大格闘すること2時間以上、やっと収まった。おいらは150キロ以上も出すわけじゃないんだから、バランス取りはしない。

最後は、おびただしい錆びとこけ傷だらけの排気管を、中古の
オークション落札品に交換した。集合した4本の排気管の口を、全部同時に、シリンダーヘッドの排気孔部にあてがい、二枚のジョイントカラーとフランジを二本のスタッドボルトで締め込んで一個ずつ固定していくのだが、一人で、マフラーを取り付けた重い集合排気管を支えながら、狭い空間を無理して、片手で締め込む作業ですっかり腰が変になってしまった。



なんといっても、この4気筒の排気管が、微妙な曲線を描いて集合していく所が、この赤と黒だけの車の最大のチャームポイントなのだね。


そういうわけで、今も、両手の指は、温泉に入って、何回も石鹸で洗ったのだが、真っ黒のままできれいにならない。



どう?
後ろ姿もなかなか好い
きれいになったでしょ。
シートの鋲も光ってる。
まだ岡山ナンバーのまま。
錆びだらけのメッキ部分をCRCを吹き付け、真鍮ブラシで磨き上げ、なるべく光らせてやった。春までまだ遠い一月の午後の日差しの中で見るCBは、小柄ながら、なかなかの粋な伊達者なのだった。


この車は1980年頃、大阪の松屋町筋という中古オートバイ屋が道の両側にずらりと並ぶ町に行って、買った。1976年製だけど、発売されたのは76〜77年の短期間に少台数生産された、いわゆる幻の絶版車というもので、すでに中古しかなかった。新車価格31万円の物を2年車検付き中古で32万円程で買ったかな。以来、30年以上の付き合いだ。


CB400Fourは、この398ccのCB400Four−Ⅰの他、CB400Four−Ⅱ、初代の408ccを各1台、合計3台所有しているが、結局ずっと乗り続けたのは、このCB400Four−Ⅰだった。この車と一緒に、何度、四国一周をしたことだろう。夏も冬も、雨風の中を、太平洋を左手に見ながら、一人で走った。オートバイには、自動車で雨風から守られて走るのとは違う何かがあるのだとしか言いようがない。


それにしても、いい加減な凹み直しだよな。
でも、いくらきれいでも、
床の間バイクは死物だ。
何度も転倒した。その度に乗り手も車も治し直して乗り続けて来た。友人が幾人かオートバイで死んだ。打撲だけで済んで来たのが不思議なくらいだ。オートバイはこけるものだ。こけるたびに新品部品に交換していたら、財布が持たない上に、こけないように、汚れないように、座敷に飾っておくしかなくなる。30年間乗り続けて来られたのには、金をなるべく掛けずに来たからという面もあるだろう。錆びだらけ、傷だらけでも、要所要所に手間をかけて来たという30年間の信頼関係みたいなものがある。他人には分かるまい。


この車を英語で語るとしたら、he扱いなのか、sheなのか、それとも、itで呼ぶべきなのか、分からない。ライネケは、いつも、フォアとかシービーとか、フォーインワンとか呼んで来た。でも女性とは思わないね。


"THE BEAUTIFUL DREAMER"
美しき夢見るもの

ある英国人小説家の冒険小説の中で、主人公たちが使うことになる、第二次世界大戦で使われた中古の爆撃機の外板に「美しき夢見るもの」とペンキで書いてある、という下りがある。原文ではどうなってるか知らないんだ。滋賀にいた昔、このフォアのタンクの下縁にラベルを貼付けた。
「THE BEAUTIFUL DREAMER」
これじゃ、夢見る人が美しいという意味になり、夢見るその夢が美しいという意味にはならないね。そういう意味にしようとすると、くどい英語になりそうだ。やっぱりこれでいいのかもしれない。赤かったはずのラベルも色褪せてしまった。ライネケの夢はいずこに。君の夢って何だったっけ。

奥に見えるのは、ステアリングタイロッドを交換して、
膝のガクガクが治ったばかりのカブリオ

日が傾いて来た。
塗装が剥がれていても、傷跡があらわでも、振り返れば、

春まだ浅く
出会ひしころ、
入り日に立てる
吾が見し君はも。

2012年1月1日日曜日

謹賀新年

おそよう諸君。
明けましたらおめでたい。


諸君がアンコウ鍋などにうつつを抜かしている間、
私は ”徳一番花かつを” 100gを、
しめやかかつ自由に開封し
贅沢年末ディナーを開催した次第である。

寂しさのあまりカリカリを食べ過ぎて
急激な吐き気を催し所構わず、げーげーしてしまったものの
心配御無用。
今朝には新年の幕開けに相応しい食欲が復活した。

今年の目標は
一に睡眠
二に惰眠
三四が無くて
 五に休眠。

諸君も
毛並みを整えるもよし
爪を研ぐもよし
輝く猫目の奥の隠しきれない知性や
髭の先までみなぎる情熱を
世間に知らしめるべく、皆精進するように。
僅かな休暇と下らぬ賞賛に心惑わされる
社畜に成り果てぬよう、
時には私の毛皮をブラッシングしに
来る事をお奨めする。

布団を暖める奴隷から
準備が出来ましたと報告があったので
私はこの辺で失礼する事にしよう。

地球が何回転したか、私には関係ないが
諸君に幸多い年である事を祈ろう。

宮内家リラクゼーションマネージャー
 ロナウド・チャン・モーター・ミヤウチ(10歳)