なんとか、生きて合宿から戻ってきたよ。
人見知りをこじらせたら、人間はどうなるのか?
答え
38度近くの熱が出て、うなされ
喉を痛めて声が枯れる。
恐ろしい!
なんて恐ろしい!
奇跡の生還じゃあるまいか。
ハヤブサ並みですよ。
そんな、こんなで、合宿でなにをしていたかというと
避暑地で有名な長野の某所にある美術館の展示をしてきたんだな。
合宿メンバーは訳も分からずチーム分けされて、
バスに乗せられ、長野の山奥に連行。
絵画作品のリストを渡され、これで展示室のプランを作れと
頭に三角スケールを突き付けられ
生きるか死ぬかの選択を迫られる。
夢を強制労働で奪われ、余裕は喜び組に連れ攫われ
今となっては、チームの人間しか信じられない
哀れな者たちが肩を寄せ合い、涙をこらえて
プランを練るのです。
この恐怖の政権から逃げ出し生き延びるためには
パソコン一台を手に入れて、
コンペという名の海を渡るしかない。
1日に1回、「50分の1スケール マンセ―!」と唱え、
収容所の寝床に帰っても、その日のノルマを達成できなかった者は
指導室に呼び出され、ノルマの達成まで寝る事が出来ず
出される食事は、小箱に詰められた
油にまみれた蛋白質と干からびかけた繊維質ばかり。
止まらない咳と、朦朧とする頭を
薬でだましながら
ただただ、日常という名の憧れの国を目指して
チームとチームの騙し合い。
そこにはもう、人間性だとかなんだとかは残っていないのです。
持てる限りの知恵を出し合って
パワーポイントを駆使し、さわやかな笑顔と共にプレゼンを行い
嫌な突っ込みは聞こえない振りをして
ただただ長所だけを押しまくる。
で、だ。
どうなったかっつうと。
コンペに勝ったんですよ。
来週の水曜日から、その美術館で一般公開(もちろん有料)される
展示の構想:作品の並べ方とかストーリーとかを
私のチームが手掛けたという訳です。
ちなみに、展示室前で配布される案内リーフレットの挨拶文も
文章だけのコンペが行われて勝ったんで
それも、まるっと記載されとります。
リーフレットデザインは違うチームのです。
まあ、そういう訳です。
長野の蓼科に、お出かけの際は
ぜひ足をお運びください。 なんて宣伝してみたりもする。
詳細はここには載せないよ。身ばれするからね。
こんな極地ブログでも検索は怖いからね。
これが、その某所で勝ちとった展示風景ですな。
ちなみに、奥のほうの緑色の絵について
作品と作家についての解説も書きました。
それも小さなパネルになって展示されてます。
で、だ。
これで私が、某資格取得に関して安泰かというと
そうじゃないんだ。これがまた。
だって、大量のレポート提出が残ってるから。
1月までに出さなきゃいけないの。
素直に喜んでる暇もない。
そんなもんだよね。
うん、知ってた。
とりあえず、傷をなめ合う仲間ができたんで、
猫の顔洗い並みに舐めてみることにします。
ペロペロ。ニャー。