かえりみれば、このブログを始めたのが、去年の3月なので、早一年がたってしまった。その間に書いたブログが95回くらいにもなった。よく続いたものだと思うが、どうかな。
そんな春の夕暮れ時、二階の中空中庭で、事務長と二人、ささやかな宴を持った。
<▶をクリックせよ。>
事務長さん、ご苦労様。院長どんも、お疲れさん。
去年の今頃、屋上の芝生に生えて来た雑草の花を大騒ぎして刈り取ったのに、今年また、その雑草が伸びて来て、薄紫色の花をつけ始めた。やはり、巡りくるものは春なのだな。
一時暑い日が続いたのに、昨日今日と、また寒くなり、あわてて重ね着した。気候が変りやすいのも今の季節の特徴だ。寒くなったり、暖かくなったり、本当に初夏の声を聞くまでには紆余曲折がある。
一昨日、昨日とHarunoの顔を見に、高知に行って来た。なんだか、勉強で疲れていたようだったので、ちょっと心配になった。
遠くにいる若い人達、この季節、体に気をつけなさい。
人有悲歓離合 人に悲歓離合有り
月有陰晴陽欠 月に陰晴陽欠有り
此事古難全 此の事 古しへより全くすること難し
但願人長久 但だ 願はくば 人 長久にして
千里共嬋娟 千里 嬋娟を共にせむことを
「水調歌頭」 蘇軾(1036-1101)
嬋娟(せんけん):あでやかで美しい事、月の雅称
悲しいことがあれば、うれしいことがあり、
別離があれば、出会いがある。
月が見える時もあれば、見えない時もあり、
そして、月に満ち欠けがあるように、
人生にもさまざまの時があって、
なにごとも思い通りというわけには行かぬ。
ただ、皆が元気でいてくれて、
おたがい遠く離れていても、この月を
どこかで一緒に見ていてくれたらいいのだが、
と願うばかりだ。