tag:blogger.com,1999:blog-722732834828667245.post1889158930652942088..comments2020-10-07T13:42:24.964+09:00Comments on キツネコ倶楽部: 追悼祭り5 ラストinchoudonhttp://www.blogger.com/profile/07752142341868053586noreply@blogger.comBlogger1125tag:blogger.com,1999:blog-722732834828667245.post-80447477888567003992014-03-07T21:40:40.373+09:002014-03-07T21:40:40.373+09:00<ライネケ>
Chicaさん、投稿ありがとう。
私にとって、ロナは、末っ子くんとは別に、私たちの最...<ライネケ><br />Chicaさん、投稿ありがとう。<br /><br />私にとって、ロナは、末っ子くんとは別に、私たちの最後の子どもであり、第五子であり、四男だった。ネコパコが腹を痛めて産んでくれたと言っても、それほど不思議に思えないくらいだ。真っ白の大型猫だった。四郎だから白なのだ、というと、駄洒落に聞こえるかい。<br /><br />Shige君によって、生まれて数日目に我が家に連れて来られた。おいらにしては珍しく、一目見て、これならいい、と思ったので、借家で飼ってもいいか、大家さんに掛けあって来いと言った。<br /><br />左右眼の色の違う白のオス猫はツンボになるのだが、生下時、頭頂部にあった黒色のおかげで、ツンボ遺伝子が発現しないですんで、ツンボにならないで済んだようだ。でも、一生にわたって、私たちの言うことを聞くふうがまるでなかった。<br /><br />彼は11年間この世にいたのだが、人間年齢にすると、多分、60前後だったろうと思う。だから、早世というほどではないのだろう。<br /><br />四歳ころ、愛媛に引っ越してきて、母屋で三ヶ月暮らす間、五日間いなくなったことがあって、その時は、本当に心配し、悲しかった。けれど、昨年春、とうとういなくなった時は、私にも、不思議なくらい、覚悟が出来ていたようだ。私も年をとったということかもしれない。<br /><br />他人はもちろん、家族に対しても、まるで愛想を振りまくということがなく、媚びることはもちろん、全面的に甘えるということもなかった。それが好ましかった。<br /><br />美しく、野生の気高さがあった。<br /><br />もうすぐ春が来る。空を見上げると、なごり雪が降り、野の緑に目を移せば、白い花が咲き出す。その時、君を想うだろう。不思議な縁で、うちに来てくれて、ともに生きてくれた。<br /><br />ありがとう、ロナさん。<br />inchoudonhttps://www.blogger.com/profile/07752142341868053586noreply@blogger.com